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2025/8/10

イベントレポート

第2回+クリエイティブゼミvol.41 リサーチャー養成編「特殊詐欺対策をみんなで考える。」 レポート

6月24日(火)、第2回ゼミを実施しました。前日の6月23日(月)に行ったフィールドワークに関する気づきの共有をはじめ、KIITOセンター長永田によるアクションプランを考えるためのリサーチ手法や思考法のレクチャー、山崎さんによる追加レクチャー、そしてグループワークを行いました。

永田からは、アイデアを考える上で大切な考え方や時間軸での捉え方など、KIITOを舞台に実施された事例をもとにしたレクチャーがありました。山崎さんからは、リサーチ結果の共有について、リサーチを進めるうえで重要な視点や、各自が行った調査結果をグループ内でどのように共有すべきかについて具体的にお話しいただきました。

後半のグループワークでは、フィールドワークの振り返りや、それぞれが調査してきた内容を共有・議論しました。グループ内は活発な雰囲気で、特殊詐欺についての理解がさらに深まっている様子がうかがえました。

各グループの進捗
Aチーム:フィールドワークでの気付きや各自のリサーチを共有し、特殊詐欺の現状を整理しました。警察へのヒアリングでは、増加する特殊詐欺に対し、捜査より啓発を重視しており、ビラ配りや銀行・コンビニとの連携などの活動を行っているが、効果検証はできていないことがわかりました。また、詐欺犯は警察の手口を熟知しているとも伺いました。一般の方へのヒアリングでは、「気を付けている」との声が多く、特殊詐欺の認知度は高いが他人事と捉えている様子もみられました。「効果検証」や「他人事」は考えていく上でのヒントになりそうです。これらを踏まえ、引き続き詐欺に関連しそうな事象や対策のリサーチを次回のゼミまで各自で進めることになりました。

Bチーム:フィールドワークでは、通行人10名程にヒアリングをすることができましたが「防げた人」が多い印象でした。留守電設定で防いでいる、ひっかかりかけたがコンビニの店員に止められた、途中でおかしいなと気づいた、など例は様々。「自分は引っかからない!」と断言している方も。警察へのヒアリングでは、新たな手口が増え続けており対策が間に合っていない状況や、この現状から特定の詐欺に対する対策への需要は無さそうであると気が付きました。「孤立している人は詐欺に引っかかりやすいのでは?」「外に出歩いている人よりも家にこもっている人への対策が必要かもしれない」など、グループ内で意見が生まれました。

  

  

  

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