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1995年1月17日。

私はまだ母のお腹の中にいました。地震当日、大きな揺れに耐えながら、母は私の命を守ってくれました。

大震災の4ヶ月後に私は生まれました。まだ余震が続く中、分娩室でも何度も地震があったそうです。

運良く私は大震災があった年にこの世に生まれることができました。その逆に多くの命がこの年に失われました。

子供の頃にはよくわからなかったけれど、「亡くなった方々の分も毎日を大切に生きていこう」という『しあわせ運べるように』という歌の歌詞も段々と意味が理解できるようになってきました。

私は2025年に30歳になります。

阪神大震災と同じ30歳。

与えられた命を大切にし、私にしか出来ないことを見つけ、そして毎日を大切に生きていこう。そう心に思いながら、今は子供の頃からなりたいと思い続けていた保育士をしています。子供たちに命の大切を教えていきたいです。生きたくても生きれなかった人もいるという事を伝えていきたいです。家族や友達を大切にし、毎日を大切に生きて行こう🎶

タイトル

阪神大震災の年に産まれて

投稿者

いーちゃん

年齢

29歳

1995年の居住地

生まれていない

手記を書いた理由

大震災が起こった年に生まれた自分はまさに奇跡。30年を迎える今、その思いを綴りたかった。