9/14 Sat
EVENT
9月から約5ヶ月間にわたって開催される「濱口竜介 即興演技ワークショップ in Kobe」は、演技経験不問で一般公募され、選考を経て決定された参加者たちと共に「聞く」ことを大きな柱とする演技のワークショップです。開催にあたり、上映会および濱口監督とゲストによる対話の場を設けます。
濱口監督は、東日本大震災後の2年間東北に滞在し、震災体験の聞き取りを続け、三部作の映画を製作しました。その過程において、アーティストやクリエイターに限らず、人はだれでも力強い表現をすることができると実感しました。この経験を経て、他者の表現を引き出すことのできる、真摯に「聞く」態度をもつ人びとを育成し、互いに「聞く/聞かれる」関係性のなかで、自然と演技を引き出し合うような環境を、濱口監督は作ろうと試みています。
今回、東北三部作の一つ、『なみのこえ 気仙沼』を上映いたします。その後、人びとが日常の場において他者と対話するきっかけを作る「哲学カフェ」や、東北の中高生との対話など、「聞く」場づくりを実践してきた哲学者・本間直樹さんをお招きし、「聞く」というキーワードをめぐりトークセッションを行います。
タイムテーブル
16:00~17:50 『なみのこえ 気仙沼』(109分/ドキュメンタリー/カラー/2013年)
18:00~19:30 トークセッション
『なみのこえ 気仙沼』(109分/ドキュメンタリー/カラー/2013年)
監督:濱口竜介 酒井耕
プロデューサー:芹沢高志 相澤久美
製作:サイレントヴォイス
実景撮影:佐々木靖之
整音:黄永昌
カラリスト:馬場一幸