4/17 Wed
EVENT
2011年に製作されたエルメスの映画「Hearts and Crafts(ハート&クラフト)」。馬具から始まったメゾンの魂ともいえる職人に焦点をあてたドキュメンタリー映画を、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)映画部の第1回目として上映いたします。上映後には、KIITOクリエイティブラボ入居の建築家で、映画に造詣が深い槻橋修氏が聞き手となり、エルメス財団のご担当者とトークセッションを行います。
エルメス製作ドキュメンタリー映画『ハート&クラフト』
監督:フレデリック・ラフォン、イザベル・デュピュイ=シャヴァナ
フランス/2011/フランス語/カラー/47分
1837年、パリの馬具工房として誕生したエルメス。その根幹を支えるのはいつの時代も職人だった。二人の監督はパリからアルデンヌ地方、リヨン、ロレーヌ地方――フランスにある四つのエルメスの工房を訪ねて回り、そこで穏やかに響く皮革やクリスタル、シルクの音と職人たちの言葉、そして彼らの沈黙をもとらえる。職人の技術と所作を観察する視線は、彼らの沈黙のなかに潜む生命の輝き、情熱、プライドを静かに解き放っていく。
© ‘’Hearts and Crafts’’ A film by Frédéric Laffont and Isabelle Dupuy-Chavanat, 2011