12/16 Sat
EVENT
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)では、神戸市立三宮図書館との連携事業として「Assembleー変容する「場」の可能性を考えるトークセッション」を開催しています。第3回は、独特の物語世界から幅広い層に支持を得ている、小説家・いしいしんじさんによる小説創作ライブ〈その場小説〉と蓄音機音楽会を行います。
〈その場小説〉は、小説家であるいしいさんが、マイクを左手、鉛筆を右手に原稿用紙に向かい、その場の空気や人々と呼応しながら即興的に言葉を書き下ろし読み上げてゆくという、小説創作のライブです。
生糸検査所の歴史を伝える生糸検査所ギャラリーを舞台に、その日・その町・その場の人々と呼応しながら、一遍の小説が目の前で生まれ、読みあげられていく様子を体験いただきます。
後半は、1950年代まで生産されていた、蓄音機用レコードの愛好家でもあるいしいさんのナビゲートのもと、貴重なレコードコレクションや蓄音機についての解説を交えながら、手回し蓄音機コロちゃんの音色を楽しむ音楽会を開催します。
【「Assembleー変容する「場」の可能性を考えるトークセッション」とは】
誰もが活用できる開かれた公共空間としての「場」の在り方や可能性を考えるトークシリーズです。本を借り、読むことのできる場という従来のイメージにとどまらず、新たな役割や機能を持った図書館が増えています。わたしたちを取り巻く価値観の多様化、一人ひとりのライフスタイルの変化など、複雑化する社会において、図書館・文化施設の役割や機能も変化を求められています。多様な生き方、多様な人々。誰もが活用できる図書館とはどのようなものなのでしょうか。KIITOに移転する図書館を事例として、ゲストと共に議論を交えながら、図書館・文化施設などの公共空間の持つ意味や価値、「出会いの場」「交流の場」を創出する意義、創造的な「場」としての役割について考えます。
イラスト:Maiko Matsue
デザイン:角谷慶 (Su- )
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1966(昭和41)年大阪生れ。京都大学文学部仏文学科卒。
1996(平成8)年、短篇集『とーきょーいしいあるき』刊行(のち『東京夜話』に改題して文庫化)。2000年、初の長篇『ぶらんこ乗り』刊行。…(続きを表示)
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