6/5 Thu
LECTURE
「土と農」をテーマに、兵庫県播磨地方で「土づくり」と「自家採種」にこだわりを持つ農家仲間のグループ「土種(ツチタネ)」を結成しているお二方をお迎えします。1人目は、姫路市にて土づくりの研究を行い、本来廃棄処分になる枯れ葉などを利活用しながら、やせ細った土地を肥沃な土地に戻す、いわば土の医者のような活動をされている西山雄太さん。2人目は同じく姫路市を拠点とし、デザイナー業を中心に「兼農商家」として活動しながら、食や農にまつわるマーケットを開拓し、街と農村をつなぐ活動をされている池島耕さん。モデレーターの芹沢高志とともに、KIITOの中庭作りにも携わっているお二方の「土種」としての活動をお聞きし、土と農、ひいてはそこから生まれる食環境と、未来の暮らしについて考えます。
「未来のかけらラボ」とは
現代社会はさまざまな意味で混迷を深めています。未来が見えにくくなっており、そのために、希望を感じにくくなっているとも言えるでしょう。このラボはセンター長・芹沢高志をモデレーターに、身近に散らばる多様な未来のかけら、つまり可能性の芽を拾い集め、草の根的に自分たちの未来を思い描こうとしていく試みです。
リビングソイル研究所
http://livingsoil.jp/
格闘技をしていた学生時代の体づくりの経験から、食と身体の結びつきを実感し、食や栄養から農業に関心を持つ。オーストラリアで有機農業の現場での研修や勉強をしてから帰国。農業だけでなく公園、家庭などでも土の…(続きを表示)
夕雲舎デザイン事務所代表、ひょうごの在来種保存会・姫路地区世話人
http://redcloudworks.jp/
1976年大阪府枚方市生まれ。広告代理店にて勤務の後、2007年より夕雲舎デザイン事務所を立ち上げ、「兼農商家」として、食と農にまつわるデザインでの解決を試みている。ひょうごの在来種保存会・姫路地区世…(続きを表示)
P3 art and environment
https://p3.org/
1951年東京生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計…(続きを表示)