6/21 Fri
LECTURE
【ウェブページからの申込受付は締め切りましたが、当日参加が可能です。直接会場までお越しください。】
今年4月1日、改正出入国管理法が施行され、労働力不足が深刻な14業種で就労を認める新たな在留資格「特定技能」を導入し、5年間で最大約34万5千人の外国人受け入れを見込むことになりました。
問題は多々残されていますが、とにかく、今後日本社会は大きく変わっていくことになります。
国際的な企業活動や外国人観光客の活況といった次元を超え、隣に暮らす隣人として、国籍や習慣、言語、宗教が違う人々と、ともに生きていかねばならない時代が到来しようとしているのです。
そこで今回の「未来のかけらラボ」では、ご自身も国内外各地の多文化状況に暮らし、いまは東京で「イミグレーション・ミュージアム」の活動を展開する、アーティストの岩井成昭さんをお迎えし、ご自身の経験を語っていただくとともに、文化の面から、来るべき多文化共生社会の姿について考えていきたいと思います。
参考(岩井成昭氏作品または関連画像)
《Journey to be continued》(2017、ビデオ67分) 日系ブラジル人青少年の心象風景を描くドキュメンタリー作品
左:《Dialogue》(1996-2000) ビデオインスタレーション 多言語環境をテーマに制作された初期代表作
右:《不随意のコミュニティー 現代家族》(2009-2012)ビデオシリーズ 東南アジア三か国に取材したさまざまな家族のディティール
左:《喝采の記憶/未来への命名》(2015) NHK秋田放送局におけるインスタレーション
右:《未来への命名/Niigata version》(2016) 新潟市美術館におけるインスタレーション
左:《注釈と追記~空家について》(2016) 新潟市美術館におけるインスタレーション(detail)
右:「イミグレーションミュージアム~日豪の対話」2017年10月15日のイベントフライヤー
秋田公立美術大学教授
国内外の特定地域における環境やコミュニティーの調査をもとに多様なメディアで作品を発表する。1990年代という早い時期から多文化状況をテーマにおき、2011年からはプロジェクトベースの「イミグレーション…(続きを表示)
P3 art and environment
https://p3.org/
1951年東京生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計…(続きを表示)