8/24 Tue
LECTURE
近代日本の産業や文化を輸出する重要拠点であった生糸検査所を改修した当センターは、一時代を築いた生糸検査所の歴史や文化を継承し、新しい価値を生み出す創造の場を目指して、2012年より「デザイン都市・神戸」の拠点施設として活動を行っています。その中で、建物だけではなく、当時使用されていた家具や検査機器の一部を修復・再利用するなど、94年間にわたる歴史の維持継承や保存活動に取り組んでいます。2020年10月には、活動の一環として「生糸検査所時代の家具を修理する」と題し、ホールスタンドやキャビネットなど新たに 9 点の家具の公開修理を行いました。
今回のトークイベントでは、インタビュアーに編集者・椅子研究者の西川栄明さんを迎え、修理を担当した家具デザイナーの山極博史さんから修理を行う中で明らかになった検査所時代の様子などを報告いただくほか、神戸洋家具産業の研究を行う神戸芸術工科大学の佐野浩三さんより神戸家具の歴史や当時の生産背景、現状についてお話いただきます。本イベントを通して、移り行く時代の中で、歴史的、文化的価値のある家具や建物を未来へ受け継いでいくことの意味について考えます。
生糸検査所時代の家具を修理するについてはこちら
KIITOの季刊誌「KIITO NEWSLETTER」でも生糸検査所時代の家具について特集をしてます。KIITO NEWSLETTER Vol.32
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design:赤井佑輔(paragram)
illustration:ITSUMO
トークイベントのレポートはこちらからご覧いただけます。
神戸芸術工科大学 大学院/プロダクト・インテリアデザイン学科
https://www.kobe-du.ac.jp/
1960年生。京都工芸繊維大学大学院修士課程修了。博士(芸術工学)/工学修士。建築事務所勤務を経てデザイン事務所設立後、神戸芸術工科大学入職。専門はインテリアデザイン。2004年から神戸洋家具産業につ…(続きを表示)
うたたね
http://www.utatane-furniture.com/
70年大阪生、幼少時代から虫と工作好きで、ガンダムのプラモ作りで覚醒。宝塚造形芸術大学デザイン科卒、(株)カリモク家具にて商品開発に携わる。退社後、専門校で家具製作を学びアシスタント等を経て、1999…(続きを表示)
1955年、神戸市生まれ。椅子や家具に関すること、森林や木材から木工芸に至るまでの木に関することなどを主なテーマにして、編集執筆活動を行っている。
著書に、『新版 名作椅子の由来図典』『樹木と木材の…(続きを表示)
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