2/1 Sat
LECTURE
デザインにおいて、観察や対話を繰り返しながら、ものごとへの理解を深めていくことは大切です。しかし、その過程に生まれる「関係ない(とされること)」「どうでもいい(とされてしまうこと)」はどうでしょう。「解釈」の幅は、それらにも等しく眼差しを向けることで広がり、より本質的なアイデアや枠組みを超えたものづくりにもつながるのではないでしょうか。
トークイベントDesigners25,26 では、書籍やタブロイド、イベントなどの企画・編集を行うMUESUMの多田智美さんをインタビュアーに迎え、デザインにおける「解釈」をテーマに開催します。気がつくようで、気がつかない。うまく言葉にできない違和感を旗印にしながら、身のまわりの「どうでもいいこと」に目を向け、楽しむ視点や考え方についてお話を伺います。
変数を取り入れる
デザインの現場において、不確定な要素や煩雑さはノイズとされ、排除の対象にされることが少なくありません。しかし、削られていくものや気にも留めないものの中にこそ、人を惹きつける魅力が眠っているはずです。Designers25では、山形を拠点にフィールドワークやプロトタイピングなどの手法を使いながら実験的なデザインを行う吉勝制作所の吉田勝信さんと稲葉鮎子さん、「POPEYE WEB」や「SHURO」「me and you little magazine & club」など遊び心のあるウェブデザインを手がける白石洋太さんをお招きし、合理性やわかりやすさを超えた視点でのものの見方や、それを形にする技術についてお話を伺います。
Designersとは
デザインに関わりながら、幅広い活動を展開する方々をゲストにお招きし、仕事の紹介やその進め方、デザインに対する考え方や今後の活動についてなどを、ゲストと馴染みの深いインタビュアーとの対話を通してひもといていくトークイベントです。
【関連企画】
Designers26 どうでも良くない、どうでもいいこと。「素材と対話する 」
日時:2025年2月1日(土)16:30~18:00
場所:デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)3F 303
インタビュアー:多田智美(編集者/MUESUM/どく社)
ゲスト:小桧山聡子(山フーズ主宰)、吉行良平(プロダクトデザイナー/吉行良平と仕事)
吉勝制作所
https://www.ysdktnb.com/
山形県を拠点にフィールドワークやプロトタイピングを取り入れた制作を行う。近年の事例に海や山から採集した素材で「色」をつくり、現代社会に実装することを目的とした開発研究「Foraged Colors」や…(続きを表示)
吉勝制作所
https://www.ysdktnb.com/
貿易・企画開発、DTO型商品開発プラットフォーム企画、家具メーカー企画広報などの職を経て2022年より吉勝制作所に所属。小雲・百貨主宰。趣味は、採集、自然観察と家庭料理、郷土料理見聞。
東京都在住。ウェブデザインに軸足を置きながら横断的に物事に関わっている。主な実績に『POPEYE Web / POPEYE ONLINE STORE』『黒鳥社ウェブサイト』『ぼくのお日さま公式サイト』…(続きを表示)
MUESUM代表、どく社共同代表
https://muesum.org/
https://dokusha.jp/
1980年生まれ。龍谷大学文学部哲学科教育心理学専攻卒業後、彩都IMI大学院スクール修了。2004年編集事務所・MUESUM設立(2014年に法人化)、2021年に出版社・株式会社どく社設立。「出来事…(続きを表示)