10/13 Mon
LECTURE
デザイン・クリエイティブセンター神戸では、「LIFE IS CREATIVE FESTIVALラ・フェス2025」の開催に合わせ、美術家、ファッションデザイナーの西尾美也さんを迎え、他都市での先進事例を紹介するトークイベント「みんなで着がえる ―装いとコミュニケーションから生まれるもの―」を開催します。
「装い」と、そこから生まれるコミュニケーションをテーマに活動する西尾さんは、国内外で様々なアートプロジェクトを展開しています。今回は、大阪・西成区にて、地域の高齢女性たちと立ち上げたファッションブランド《NISHINARI YOSHIO》や、浦安市が抱える課題「高齢化と孤立」にアプローチするプログラム「浦安藝大《拡張するファッション演習》」、年齢や裁縫の経験に関係なく、誰もが「町のテーラー」として活躍できるプロジェクト「千葉国際芸術祭2025《まちばのまちばり》」など、「みんなでつくる」というラ・フェス2025のテーマを起点に、具体的な取り組みをご紹介いただきます。
普段の生活では交わることのない人々が、アート作品を制作するという目的を介して出会うことにより、どのようなコミュニケーションが生まれ、場ができていくのでしょうか。「装い」という誰もが身近な行為を切り口に、「みんなでつくる」を多角的に捉え直します。
《NISHINARI YOSHIO》 Photo by Keiichi Sakakura/《拡張するファッション演習》 Photo by Itsuka Yonezu/《まちばのまちばり》 Photo by Tada(YUKAI)
《ちびっこテーラー》Photo by Jotaro Sakashita ※KIITOでの過去事例
【「LIFE IS CREATIVE FESTIVAL 2025」とは?】
高齢社会における「クリエイティブな人生の作り方」を専門家や参加者とともに考えてきた「LIFE IS CREATIVE」。その視点をさらに広げ、すべての世代が参加できる「みんなでつくる」プロジェクトを紹介する、KOBEデザインの日記念イベントです。
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1982年奈良県生まれ。文化庁新進芸術家海外研修員(ケニア共和国ナイロビ)、奈良県立大学地域創造学部准教授などを経て、現在は東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。装いの行為とコミュニケーションの関…(続きを表示)