6/10 Sat
RENTAL
そもそも「装飾」とは、通常考えられているように決して辺境的で、第二義的なものとしてのみでなく、実はあらゆるジャンルの芸術に、互いを飛び越え変幻自在に付随し、又全体を活気づける核としての力をも発揮し得るものであろう。芸術に身近で重要な問題である筈の「装飾」を、いま改めて諸芸術、諸社会活動、そしてメディアや新技術との交流のもと芸術研究に携わる各学会が問い直し、「装飾の過去と現状」を見つめつつ、 社会における「装飾の今後」、可能性について語り合います。
プログラム ※詳細はこちら。
[第1部]
「装飾と透明」
川島 洋一(意匠学会・福井工業大学)
「無装飾から超装飾へ」
高安 啓介(美学会・大阪大学大学院)
「かざりと装飾─日本美術からのアプローチ─」
玉蟲 敏子(美術史学会・武蔵野美術大学)
[第2部]
東西の音楽にみる装飾
解説:礒山 雅(藝術学関連学会連合会長・日本音楽学会)
遠藤 徹(東洋音楽学会・東京学芸大学)
演奏:鍵盤楽器 久元 祐子(ピアニスト、国立音楽大学教授)
シタール 小日向 英俊(シタール奏者、東洋音楽学会)
「東洋と西洋の装飾論─フランスの関連シンポジウムを通じて─」
藤田 治彦(意匠学会・美学会・美術史学会・大阪大学名誉教授)