2/4 Sat - 12 Sun
RENTAL
<主催者よりご挨拶>
石田智子さんと出会ったのは、関西でファイバーアーティストとして布を使った制作活動をされていた頃です。その後、1991年に結婚され福島県三春町の福聚寺に生活の場を移しました。禅寺での日々の生活の中で出会うお供え物の包装紙がきっかけとなり、紙撚(こより)による作品を制作するようになりました。
紙撚(こより)を幾層にも重ね合わせて独自の世界を表出させる作品は国内外で受賞を重ね、個展も多数開催されています。いくつかの展覧会を訪れその幻想的で美しい世界に魅了されました。その作品は工房やアトリエで仕上げたものを展示するのではなく、会場の空間の特徴を活かした展示方法や演出を考えながら現場で制作されます。展覧会期が終われば消えて無くなってしまう、いま、ここにしか存在しないものです。
この唯一無二の作品を、神戸を中心とする関西の方々やアートに関心のある幅広い方々に観覧していただきたく、開催の運びとなりました。石田智子の世界をぜひ体験していただきたいと思います。
神戸アート&ミュージック
代表 中島 三併
<作家よりメッセージ>
福島から神戸へーーー
神戸と福島は、どちらも大きな震災を経験しました。あのとき、皆が目の前の惨状に愕然とし、困惑と恐怖、そして絶望を感じたと思います。普段の生活では意識しませんが、究極の悲惨な状態から踏み出そうとするとき、その最初の一歩が出る方向や大きさは、個々の経験や環境などその人を取り巻く全ての要素でしぜんに規定され、押し出されたように感じます。
さまざまな処からやって来た紙が私の手の中で撚られ、やがて私の手を離れ、互いに繋がり依存しあいながら自立していきました。新たな場を得ることで「おのずから」形が出来てゆきます。今回の場で「おのずから」どうなるのか、じつは私がいちばん楽しみなのです。
福島県三春町
石田 智子
石田智子オフィシャルサイト:http://www.datomo.jp/
※各写真は過去の作品であり、今回の展覧会に向け制作する新たな作品をご覧いただきます。
展覧会の成功に向けて、CAMPFIRE にてクラウドファンディングを実施中!
https://camp-fire.jp/projects/view/637369
(締め切りは12月20日)
ご支援やプロジェクトの応援、シェア、告知していただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。