3/20 Wed
RENTAL
私たちはこんにち、相次ぐ大災害に翻弄され続けています。その中で、多くの組織により、膨大な報告・報道が日々作成されています。ただ、それらの客観性や普遍性を重視する記録からは取りこぼされるものもあるのではないでしょうか。
学界では、個人の経験・思いを聞き取りによって記録する「オーラルヒストリー」という手法が近年注目を集めています。今回、関西学院大学の金菱清ゼミでは阪神・淡路大震災について、大阪大学の日本学専修ではコロナ禍について、学生が中心となって市井の人々に聞き取りを行い、その成果は昨年書籍として結実しました。
本イベントでは、プロジェクトにあたった研究者と学生が登壇し、「災禍の声を聞く」ことの意味と、学生が聞き取りを実践し、「本を出版する」ことの意義を話し合い、あわせて本プロジェクトのエピソードや苦労、思いを語ります。