NEWS NEWS

2018/6/14

REPORT

「+クリエイティブゼミVol.28 +クリエイティブゼミ vol.28 障害者福祉編 障害福祉サービス事業所とそこで製作される「ふれあい商品」の未来をデザインする」第2回レポート

5月22日(火)

「+クリエイティブゼミ vol.28 障害者福祉編 障害福祉サービス事業所とそこで製作される「ふれあい商品」の未来をデザインする」の第2回を開催しました。第1回でグループ分けされた「作るプロセスにおけるリデザイン」「売るプロセスにおけるリデザイン」「つなぐ人や仕組みのリデザイン」「つなぐための仕掛けや制度のリデザイン」の4つの小テーマをそれぞれ2つのチームに分解し、4~6人の合計8チームに分かれました。グループに分かれて自己紹介を行い、アクションプランを考えるためのグループディスカッションを開始します。

まず、始めに神戸市保健福祉課障害者支援課の方より、神戸市が今まで行ってきた活動や取組み、現状を資料を参考にしながらお話いただきました。就労支援事業A型、B型、就労移行3つの形態を踏まえた3つの平均月額が23,435円。今回のターゲットである就労支援事業B型については13,187円(全国平均|15,295円)と全国平均を下回る金額であることや、神戸ふれあい工房を設置して事業所で作成しているモノを販売する場所をつくっていることなど様々なお話をいただきました。アクションプランを考えていく中で現状をしっかり理解することは、強いアクションプランを考える上で必要不可欠な事です。

神戸市の方のお話しが終了した後、それぞれのチームでディスカッションがスタートします。
今回のゼミでは実際に事業所で働かれている方も多く、現場で働く人の話を聞いたり、リサーチブックを見て現状を理解しながら話を進めていきます。話し合いの中ででた意見やアイデアを付箋や模造紙に書き並べていきます。

   

約1時間の話し合いで出てきた意見や今後の方向性を順番に紹介していきます。
 
1-A 作るプロセスにおけるリデザイン
グループにいる事業所の人の「心の叫び」から注目する点を探しだしていったそうです。
「個々のスキルがバラバラ」であることや「ひとつの事業所で考えるとアイデアが偏ってしまう、そもそもアイデアを出す時間がない。」などさまざまな問題点が出てきた中で「どんなデザインを求めたらよいか」をテーマに話し合いを進めていったそうです。次年度以降につながる一発屋で終わらないモノづくりのためにはどのようにすればよいかを考えていくような方向性となりました。
アイデア|みんなが使える「ゆるキャラ」みたいなデザインの核になるものをつくる。

   

1-B 作るプロセスにおけるリデザイン
そもそも、工賃アップの目的は何なのか。何のためにつくるのか。誰のためにつくるのか。なぜ作るのか。といった大枠からアイデアに落とし込んでいく考え方をしていったグループです。なぜ作ったものが売れないのか。ということを考えていく中で、事業所で作っているものは「情」で売っているのではないか?という結果がでて、では具体的に作っている素材や他の魅力を見せればよいのではないかというようなアイデアも出て来たそうです。

   

2-A 売るプロセスにおけるデザイン
ゴールの設定として、直球に「売り上げのアップ」としてたグループです。売り上げが上がれば、自ずと次のステップも見えてくるので、売上をアップするための方法論をベースにディスカッションを進めてたそうです。その中で、事業所で作っているものでもかわいいものやデザイン性の高い商品は意外と多くあるのでそれを知ってもらう機会をつくることが売り上げアップにつながるのではないか。と方向性を定めました。

   

2-B 売るプロセスにおけるリデザイン
グループの中にいる事業所の方から現状の課題や問題点を聞きながらアイデアを出していったグループです。
一般の人にもっと商品も見てもらいたい、利用者の人にモノが売れた時の価値観を味わってほしい。という思いを聞きながら、理想の売り方をゴールにアイデアをだしていったそうです。「福祉博覧会」「学園祭」のようなできるか分からないが、出店する側も楽しめる仕組みづくりを今回のゴールに設定しました。

   

3-A つなぐ人や仕組みのリデザイン
「つなぐ役割の人」というキーワドから地域のつなぐ人には「おせっかいおばちゃん」が存在したり、仕事だと「スナックのママ」もその場の人と人や人と場所をつなぐ人であるとディスカッションを進めていったそうです。例えば、B型スナックみたいなものがあると面白いのではないか。というアイデアや、就労支援事業B型や仕事開拓員という呼び方自体が堅苦しく感じてしまう。それならば「月組」のような馴染みやすい名前にすると今までとは違ったアイデアが出るのではないかという話合いにとなったようです。
 
   

3-B つなぐ人や仕組みのリデザイン
はじめにみんなで障害者就労の問題の核をだしていったグループです。
その中で「ケンタッキーは11種のスパイスを組合わせている」という話になり、「事業所の人」「障害者」「プロデュースする人」「デザイナー」など色々な人が関わったチームをつくって、力を合わせることでよい仕組みができるではないかという話になり、次回からは「どのように力を合わせる仕組みをつくっていくか」を考えていきます。
 
   

4-A つなぐための仕掛けや制度のリデザイン
思い付くアイデアをどんどん出していきながら話をすすめていき、神戸には海も山も農家もある。そういう資源を使っていこうといった「場所をベースにした方向性」や観光客のような外国人を対象にして、日本人以外の人に買ってもらう仕組みをつくろうといった「売る人のターゲットを変える方向性」情報をまとめる場所をつくって、事業所同士でも繋がれる場や知ってもらう場所も作っていく。神戸にある会社とコラボする。売り方もポイント制など買う人にも得が出る仕組みもよいのではないか。といった「売り方や作り方を考える方向性」など様々な方向性をグループで出し合ってアイデアを出していきました。
 
 

4-B つなぐための仕掛けや制度のリデザイン
グループの中に商品力向上支援制度を利用した事業所の方が参加しており、そこど思ったことや改善点を中心に話し合いをおこなったそうです。期間限定でアフターケアがないことが現状で、デザイナーの方と共同で商品開発をしても事業所の方や親御さんの負担が増えるてしまう。なのでボランティアや働く人の負担を減らすシステムをつくることが良いのではないか。という提案をしました。

   

グループごとに様々な角度からアイデアがでてきました。まだまだ風呂敷を広げてアイデアを出していく段階です。
リサーチをまだまだ重ねながら、方向性を定めって言ってください。と永田より総評がありました。
次回、第3回もグループワークの時間となります。ここから、どのようにアイデアが発展していくのかご期待ください。

+クリエイティブゼミ vol.28 障害者福祉編 障害福祉サービス事業所とそこで製作される「ふれあい商品」の未来をデザインするについてはこちら