2018/12/10
イベントレポート
9月23日、「神戸野菜学vol.9かぼちゃ」を開催しました。
講師は、「農業生産法人Teams」の田村寛さん、「ベトナムごはんコムコカ」の古賀智晶シェフ。
そして、毎回の野菜学の企画から当日の講師までもつとめる「はっぱや神戸野菜ごはん」の加古祐樹店長です。
会場には、色とりどりでユニークな形のかぼちゃが沢山並び、
さらにかぼちゃの消費量や栄養、かぼちゃカルチャーについてなど、かぼちゃ雑学も展示されました。
人はかぼちゃがあればだいたい生きていけると言っても過言ではないのだ!
かぼちゃの原産地は中南米で、およそ一万年前には栽培がはじまったとされていて、
その後世界各地に広まり、食用だけでなく器として利用されていたり、物語の中に登場したり…
しかも、冬至にかぼちゃを食べる風習があるように、とても栄養価の高い野菜です。
人類の歴史の中でのかぼちゃの活躍ぶりはすごいです!
「人はかぼちゃがあればだいたい生きていける」と、歌う「かぼちゃのうた」もこの野菜学のために作られました!
作曲は歌手のせんざきあやのさん、作詞は講師の加古祐樹さん。
オリジナルのかぼちゃ体操もあり、座学の合間の気分転換や、試食の前にお腹を空かせるため、
みんなでかぼちゃに思いを馳せながら歌をうたい、身体を動かします。
せんざきあやのさんのyoutubeチャンネルより、「かぼちゃのうた」
かぼちゃを栽培する
「農業生産法人Teams」の田村さんから、かぼちゃ栽培について教えていただきました。
ポイントは、
・すいかとかぼちゃを一緒につくるのはダメ。
・元肥(はじめにまく肥料)は少なめで焦らせて、追肥で花をさかせる。
・収穫は早めの方が煮崩れの少ないかぼちゃになる。果軸(へた?)がコルクみたいになると収穫のタイミング。
・さらに収穫後日陰で10日ほど熟成させると甘くなる。
参加者のみなさん、来年から早速ためしてみましょう!
かぼちゃの料理をつくる
三ノ宮の居酒屋「いたぎ家」さんが動画で登場し、かぼちゃを美味しく煮る方法をご紹介。
また、「ベトナムごはんコムコカ」の古賀シェフ指導のもと、みんなでいろんな種類のかぼちゃを蒸して、味見をしました。
変わり種、そうめんかぼちゃも美味しかったです!
最後に、古賀シェフによるかぼちゃを使ったベトナム料理を食べました。
調理の様子は、ビデオカメラをつないで会場横の厨房から生中継で見学です。
メニューは、
・レモンの酸味が効いた爽やかなサラダ「生かぼちゃのゴイ」
・おうちのごはんみたいに見えて、やっぱり一味違う「かぼちゃのベトナム風そぼろ煮」
・大学芋のような「カラメルかぼちゃ」(コーヒーが入ってる!)
・なんと当日、行きしなの道中に思いついたという「かぼちゃの種ごはん」
などなど。
サラダからデザートまで、いろんな味でかぼちゃをいただきました。
やっぱり、かぼちゃがあればだいたい生きていける!のではないか?!
ついそんな風に思えてくる、かぼちゃにどっぷりつかった1日でした。