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2019/8/16

REPORT

+クリエイティブゼミVol.31 デザイン編 観察のカガク 実践編:デザインの観察ノート 第3回:フィールドワーク「街の案内サイン」 観察中に気を付けることは?レポート

7/20(土)

+クリエイティブゼミVol.31 デザイン編 観察のカガク 実践編:デザインの観察ノート
第3回:フィールドワーク「街の案内サイン」 観察中に気を付けることは?を開催しました。

前回までの講座についてはこちら
第1回:デザインのための観察 なぜデザインに観察が必要なのか?
第2回:観察ノートの作り方1 観察を始める前にやっておくことは?

第3回となる今回は、フィールドワークとして、神戸の街にある「案内サイン」を観察します。
その前に、前回のおさらいとして「ビジュアル伝言ゲーム」から見えてくる、デザインに対する理由について久慈さんより補足をいただきました。
「デザインは「線、色、形状、肌理」といった様々な要素の組み合わせである。また、そこに社会的・文化的な理由や関係性が交わってくる」

色はどこまで「言葉」にできるのか

色は光の刺激である、だからこそ見る人によって感じ方は違う。なので、色は言葉にしにくい。
でも、人によってまったくちがうということはないと久慈さんがお話をされます。

参考映像として、ファッションブランド「イッセイミヤケ」のカラーハンティングの映像を見ます。
実際にジャングルの中にある色を採取してコレクションを作るというものです。

そして、案内サインの問題設定について、次のように話します。
「まちの様子は絶え間なく変化しています。だからこそ、街の案内サインは役に立たなくなっていたり、意味をなさないものになってきています。案内サインや誘導サイン、私的・公的なものはあるが、今回の課題では「街中にあって、人に位置関係を表すもの」をすべて案内サインとして捉えます。」

案内サインを考える時に、案内サインだけを調べていてもいいアイデアはでてきません。
街で場所を探すときにはどうするか、案内サインの目的はといった人間の行動や考えに基づくことを考えていかなければなりません。

観察ノートについて
今回の講座のタイトルにもなっている「観察ノート」について久慈さんよりこう説明が入ります。
「情報をどのようにアーカイブしていくか、写真とテキスト、参考文献を一つのものにまとめる。また、貼り付けるという行為がとても大切、選んで貼り付けるという行為が思考の整理と選択につながる。」

観察ノートの構成は、まず参照(読書や検索、ヒアリング)で得られる情報、次に観察(フィールドワーク)で得られるもの、またそれとあわせて関連対象・比較対象を貼っていきます。
また、観察に対して環境(日時・場所など)を書き留めるようにしておきます。そこで何が気づいたか、その主観的な要素が「デザインのための観察」において重要な要素となります。

観察ノートの作り方と、宿題でおこなった「参照」の内容を確認した後、いよいよフィールドワークにでます。
KIITOをスタートし、三宮の駅からその周辺を中心に街中の案内サインを見ます。


フィールドワークから戻ってきたら、観察で見つけた案内サインの講評を行います。
音が鳴る横断歩道は人が多くなると聞こえなくなる。駐車禁止エリアがどこからどこまでかわからない。地下に降りると東西南北がわからない。もたれかかった部分のサイン表記がはげてしまっている。など観察で見つけた様々な要素を発表しました。

次回より観察ノートの作成とアイデアの出し方に続きます。

イベントの詳細はこちら