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2013/6/18

イベントレポート

+クリエイティブゼミ vol.4 子育て支援編 第6回レポート

2013年6月11日(火) 

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第6回目のゼミは、中間発表を行いました。
各チームこれまでのゼミで見えてきた提案の途中経過を発表しました。

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中間発表での各チームの発表内容と、講師、神戸市こども家庭局、ゼミ生からの講評や質疑応答などを踏まえての
以下は、今後の進め方についての各チームのまとめです。

●Aチーム
Aチームでは、これまでの話し合いで見えてきた「つなぐ」というキーワードで中間発表を行いました。
子育てに関わる問題は多岐にわたり、その解決策もたくさん用意されているけれども、そこにたどり着くまでに疲れて断念してしまっているのではないか・・・
という観点から、子育て支援を必要としている人と具体的な支援を「つなぐ」ことをテーマとし、支援を提供する側が場所を固定せずに移動する「移動カフェ」を提案します。今回の中間発表では、各自が今現在「つなぐ」を実践している事例を調べて持ち寄り発表しました。
発表した事例は、
・子育てコンシェルジュ(横浜市)  ・子育てマイスター(福井県)  ・asobi基地
の3点です。発表後みなさんから頂いた意見・指摘は、以下の通りです。
・既に神戸市で実践されている
・名前の変更だけにならないよう、既に神戸市にある支援制度をもっと整理すべき
・つなぐ為の工夫は?出て来ない人をどうやって引っ張り出す?
・子育て家族の生活動線に寄り添うと面白くなるのでは?
・カフェのビジネスモデルについて、成立しているシステムを調べながら具体的な提案が必要
今後に向けては、
・生活動線のリサーチ   ・神戸市で実際行われている子育て支援のリストアップ
を進めます。

●Bチーム
・公園で遊ぶ親子が減ってきたことから、公園を再活用できるような仕組みが考えられないかと検討してきた。
・公園にもっと人を集められるような企画ができたら、公園を媒体とした地域子育て支援になっていくのではないか。
いろいろ検討していましたが、6月4日のグループワークの中で講師からの「なんで公園に人がこないか」との問いかけから、それぞれに理由があってその人たちを公園に連れ戻すのには大変なエネルギーがいることに気づきました。
そこで、公園にいかない親子や子育て広場などに足を運べない孤立している親たちでも必ず足を運ぶショッピングセンター内に子育て広場があれば、必然的にいろいろな情報が目につき、子育てを楽しむきっかけをつくっていけるのではないかと考えました。
中間発表までに商業施設での子育てひろばについての話し合いが30分ほどしかできなかったこともあり、それぞれのリサーチしたものをまとめ発表しました。
今後、ショッピングセンター内でのひろばの現状など、リサーチを進めていくことで、どのような支援に絞っていけるのか、またこれまでの既存のひろばとどう差別化していくのか検討していく予定です。

●Cチーム
私たちの班はカメラで写真を撮りそれを共有することによって人々のコミュニケーションをはかり、町を新しく開拓していこうという企画でした。この案に対して、対象を2~3歳の子どもにして、それくらいの年齢の子どもの親の情報交換の場として設けたらどうか?という質問をいただきました。
これは写真を親が撮るという形になるが、写真を見せ合ったりその写真にコメントをすることによって、子育てに対する情報交換がより盛んに、また的確な情報交換が可能になるのではないか。という素晴らしい案でした。もちろんこの写真によるわがまち開拓企画の副作用としてコミュニティの形成はありましたが、よりリアルな子育ての親たちの情報交換が神戸の町という規模でおこなうことができれば、それは子育て世代にとってとてもよい利益をもたらすと考えられます。
そのため、このようにこれからの方向性が少しずつみられた中間発表となりました。その後は、神戸や子育て世代のニーズをもっともっとリサーチする必要があるという話し合いをしました。これから最終発表に向けて少しずつアイデアをまとめ、削っていかなければなりませんが、調査をするということは同時進行でおこない、より的確に子育て世代の支援となるような案を出すことを目標に頑張りたいと考えています。

●Dチーム
中間発表では、「takeをgiveに」を軸にいくつかの提案をしました。ひとつは花を育て、インフィオラータとしてgiveするという案。講師からは、「花」というキーワードは良くも悪くも強い要素なので、上手く使わないといけないという指摘や、育てるだけではなくて、そこにプラスするものがあるともっと良くなるという言葉をいただきました。来週からは、更なるリサーチを継続しながら、具体的な内容を詰めていきたいと思います。

●Eチーム
柱となるアイディアイメージは、
1.バーチャルおばあちゃん
2.ラジオでの子育て情報放送
3.良質なおばあちゃん
の三点です。
質疑応答の中でゼミ参加者から出た意見としては、バーチャルおばあちゃんはどのように機能してゆく存在なのかということ、又バーチャルというネーミングから受けるイメージ、子育て中の方に手足が塞がっていても耳で聞ける情報としてのラジオという媒体が魅力的とのご意見を頂きました。講師からは“良質なおばあちゃん”というキーワードをどう膨らませていくかが今後のEチームの話し合いの核になるのではないか、というアドバイスを頂きました。今後は、神戸市の子育て支援情報をより分かりやすく、欲しい情報にすぐにアクセスできるようなナビゲートキャラクター的な存在としてのバーチャルおばぁちゃんをイメージングしていくと共に、キャラクターのデザインにも着手していこうということで進行しています。KISS FM KOBEやラジオ関西等地元のラジオ局との連携なども視野に入れ、媒体としてのラジオプログラムの可能性も探っていけたらと思います。

次回のゼミは、6月18日(火)19:15~ @3F303です。
聴講をご希望の方は、お問い合わせフォームより、+クリエイティブゼミ vol.4 子育て支援編「子育て支援」パワーアッププロジェクト 聴講希望の旨をご希望の日時と併せてご連絡ください。

+クリエイティブゼミ vol.4 子育て支援編「子育て支援」パワーアッププロジェクト
開催概要はこちら http://kiito.jp/schedule/seminar/article/2340/