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2014/8/13

イベントレポート

「ちびっこうべ2014」 シェフチーム10班ワークショップ1回目 レポート

2014年8月5日(火)

北野の「ピッツェリア・アズーリ」で、小崎哲也シェフによる10班シェフチームのワークショップを行いました。

10班がユメミセで出すメニューの候補となっているのは「ゼッポリーネ」と「アンジョレッティ」という、ピザ生地を揚げた料理2種です。
今回は、基本のピザ生地の作り方と、「ゼッポリーネ」と「アンジョレッティ」とはどんな料理なのか、作り方を一部実際に体験しながら学びます。

ゼッポリーネは、イタリア・ナポリでよく食べられる郷土料理で、ピザ生地に青海苔を混ぜて揚げたものだそうです。「アズーリ」でも前菜メニューとして出されています。
材料の状態、混ぜているところ、発酵させた状態、と、粉からもちもちとした生地になるまで、ところどころ一緒にやりながら、生地づくりの行程をそれぞれ見比べました。ピザ生地を作るには、生地を膨らませるイースト菌を、殺さずに上手に育ててあげることが大事だそうです。ピザ生地の中に「生き物」がいるんだ、と素直に驚く声が子どもたちからあがっていました。

それから実際に揚げているところを見学しました。生地をスプーンですくって、揚げ鍋の中に落とします。熱気たっぷりで迫力のある場面を間近で見ることができました。
その後は揚げたてを試食です。外はサクサク、中はもちもちで、海藻の塩味が効いていて、大好評でした。

次は、「アンジョレッティ」を作ってみます。発酵済みのピザ生地をのばして、車輪型のピザカッターで、細長くカットします。ピザカッターをしっかり持って、手前から奥に転がして切ります。端が切れずに残ってしまったり、少し苦戦しました。
本番では子どもたちが揚げますが、今日のところは、揚げるのはシェフにお任せして、こちらも試食しました。

今回は、メニューアレンジの参考事例として、ルッコラ、トマト、チーズをからめた通常のアンジョレッティに加え、チョコソースをかけてスイーツとして食べられるアンジョレッティ(料理名としては別の名称があるようです)を出していただきました。やはり子どもたちは甘いものに目がないようで、出てきた瞬間、歓声があがりました。口に入れるとみんなとびきりの笑顔を見せてくれました。
甘い方に人気が集中するかと思いきや、トマトの赤、ルッコラの緑と見た目が華やかさとチーズの旨味に惹かれたようで、通常のアンジョレッティがおいしい、ユメミセでも絶対人気になるはず!という意見も複数あがりました。

今回は、まず実物を見て食べて知ることを重視した10班。次回は実際に生地を揚げるなど、実践の部分を重視したワークショップを行います。

当日の様子|リアルタイムドキュメンテーション
https://www.youtube.com/watch?v=Cb106ck5vp8
映像制作:神戸芸術工科大学

ちびっこうべ2014
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