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2016/4/5

イベントレポート

長島有里枝アーティスト・トーク「女性の話/about women」 レポート

2016年3月26日(土)

KIITOアーティスト・イン・レジデンス招聘作家の長島有里枝さんによるアーティスト・トーク「女性の話/about women」を開催しました。

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長島さんは、2015年10月から、神戸に短期滞在を繰り返して、神戸の女性に取材して作品制作を行ってきました。制作は成果発表展を開催する6月の直前まで続きますが、折り返しの時期となる3月の末に、長島さんはこれまでどのような作品を制作してきたのか、神戸でどのような作品に取り組んでいるのかを、一度、作家本人から直接話してもらう機会を、ということでアーティスト・トークを企画しました。

聞き手には、旧知の仲であるという、批評家・キュレーター・京都造形芸術大学准教授の竹内万里子さんをお迎えしました。同世代で、出産を経験し、子育てをしながら仕事もしているという共通点のあるお二人。ざっくばらんな対話のようなかたちで濃密なお話を聞くことができました。

90年代に発表したデビュー作の、家族のヌードのポートレイトを制作した時の意識と、作品がどのように受け止められたか、それを発表した90年代という時代について/その後アメリカに留学して経験したこと、感じたこと/家族との記憶や関係/出産、子育てを経験して気付く事実/作品集『SWISS』について/ここ10年くらい、「女性」にまつわる仕事や作品制作をしていること、その理由/東京で発表されている、母と共作したテントの作品と、神戸でのタープの制作との関係など、初期作品から最新の制作までをご自身のことばで話してくださいました。

今回のトークの内容は、一部を再編集して、4月末発行予定の季刊誌「KIITO NEWSLETTER」vol.13に収録しますので、詳しくは発行を楽しみにお待ちください。そして、そちらを読みつつ、6月の成果発表展をご期待いただきたいと思います。

撮影:飯川雄大

長島有里枝アーティスト・トーク「女性の話/about women」
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