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「omusubi」プロジェクト

「omusubi」プロジェクト

「omusubi / おむすび」は
みんなでつくる、できごとメディア。

●omusubiとは?
KIITOのゼミから2012年に生まれた福祉の今を伝えるためのトライアルプロジェクト、地域の手と手を結ぶ「見守り」マガジン「omusubi」。このプロジェクトが東灘区の区社協だよりのリニューアルプロジェクトとしてスタート!

「omusubi」は、神戸市東灘区で行われている、「高齢者」や「子育て」、「共生」、「防災」などのさまざまな福祉の取り組みをよりわかりやすく伝えていこうという、東灘区社会福祉協議会による広報紙制作プロジェクトです。

広報紙の取材や記事の執筆は、地域の人たちと甲南大学や神戸国際大学などの学生で結成された編集チーム。コピーライターやデザイナーなどその道のプロから編集や取材などのコツを教わり、現場を走りまわって集めたリアルな声や体験をレポートします。

●概要
地域の手と手を結ぶ、できごとメディア「omusubi」神戸・東灘
発行:社会福祉法人 神戸市東灘区社会福祉協議会
協力:甲南大学地域連携センター(KOREC)※第1号のみ
企画・制作:デザイン・クリエイティブセンター神戸
編集・取材・執筆サポート:二階堂 薫(コピーライター)
デザイン:和田 武大(デザイナー/DESIGN HERO)
写真:森本 奈津美(フォトグラファー)※第1号のみ
発行頻度:年1回/東灘区内全戸配布 約10万部(2017.4現在、第4号まで発行)

●これまでのomusubi
・第1号:テーマ「子育て中のママさん・パパさんに知っておいてほしいこと」(2014.3発行) →PDF
・第2号:テーマ「地域で活躍したいシニア男性に伝えたい取り組み」(2015.3発行) →PDF
・第3号:テーマ「個性を認めて尊重しあい、地域で、共に生きる」(2016.3発行) →PDF
・第4号:テーマ「防災に関する取り組みと災害時の要援護者」(2017.3発行) →PDF

●omusubiができるまで
『地域の手と手を結ぶ、できごとメディア「omusubi」神戸・東灘』が生まれるまでには、いくつかのプロジェクトやトライアルを経てきました。
きっかけとなったKIITOでのゼミやトライアルとして制作した「見守りマガジン」、神戸市全区の見守り推進員を対象とした「見守り+デザイン講座」など、omusubiができるまでを簡単にご紹介します。

◎+DESIGN ゼミvol.1 高齢者福祉編 高齢者福祉問題に+DESIGNでアプローチする。

開催:2011年1月~3月(全13回)
講師:永田 宏和(デザイン・クリエイティブセンター神戸 副センター長)
協力:神戸市保健福祉局高齢者福祉部

神戸市の創造的活動支援事業として、神戸市保健福祉局高齢者福祉部と協力し、2011年1月から3月に実施した「+DESIGN ゼミvol.1 高齢者福祉編 高齢者福祉問題に+DESIGNでアプローチする」(全13回)。クリエイターや学生、一般市民の有志で「高齢者福祉」をテーマとして、調査・検討をしました。全5チームのうちのひとつのチームが「高齢者に必要な情報を伝えるため、分かりやすく手に取りやすい情報誌」を提案したことからomusubiプロジェクトは始まりました。
+DESIGN ゼミvol.1 高齢者福祉編「高齢者福祉問題に+DESIGNでアプローチする」

◎地域の手と手を結ぶ「見守りマガジン」 omusubi 神戸・東灘

発行:vol.1/2012年1月(1万部)、vol.2/2012年3月(1万部)
クライアント:神戸市保健福祉局高齢者福祉部、東灘区社会福祉協議会
パートナー:コピー/二階堂 薫(コピーライター)、デザイン/和田 武大(デザイナー/CUBIC DESIGN.)、写真撮影/森本 奈津美(フォトグラファー)
企画・制作協力:+DESIGN ゼミvol.1 高齢者福祉編 Dチーム(石川 りさ、中野 優、二階堂 薫、廣瀬 喜子、見通 真次、矢野 賢)

ゼミで提案された企画のひとつで、地域活動や人との出会い、新たなコミュニケーションを生み出し、これからの「見守り」につながる「きっかけ」となるコミュニケーションツールを企画した「見守りマガジンプロジェクト」がゼミ生有志により、ゼミ終了後も継続。
神戸市保健福祉局高齢者福祉部、東灘区社会福祉協議会と協力し、多子高齢化の傾向がみられる神戸市東灘地区をモデルとしたトライアル「地域の手と手を結ぶ見守りマガジン omusubi 神戸・東灘」を2012年1月と3月に発行しました。
このマガジンでは、高齢者と子育て世代という二つの世代をつなぐ両面表紙スタイルとし、単なる情報媒体ではなく「できごと」を生み出す仕掛けを随所に配置することを目指しました。

◎神戸市全区の高齢者福祉に携わる方を対象とした「見守り+デザイン講座」

開催:第1 回「デザイン編」2012年11 月、第2回「ことば編」2013年1月
クライアント:神戸市保健福祉局高齢者福祉部
講師:和田 武大(デザイナー/CUBIC DESIGN.)、二階堂 薫(コピーライター)

神戸市東灘区でのomusubiのトライアル誌の発行を経て、神戸市全区の高齢者福祉に携わり、情報紙を編集する方々(見守り推進員・SCS・LSA)を対象に「情報紙のデザイン」をテーマにしたスキルアップ講座を開講しました。
講座は、全2回の構成で、1回目の「デザイン編」では、目につきやすく手に取ってもらいやすい情報紙をつくるデザインポイントを紹介、2回目の「ことば編」では、伝わることばを大切にしたタイトルや本文のつくり方を紹介しました。
両回ともに座って話を聞くだけではなく、身の周りにあるチラシをもとに、選ぶ側の感覚の気づきを与えるプログラムや、それぞれの施設で出しているチラシデザインのBefore(従前)&After(従後)を実際に作成し、見てもらうプログラム、学んだことをもとに自分でチラシのデザインチェックを行うプログラムなど、手を動かし、意見を交わし、考えながら学ぶ形式としました。

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