2014/12/20
イベントレポート
2014年12月16日(火)
「これからの公園のあり方について考える。 ~高齢化するニュータウンにおける公園を事例にして~」(公園ゼミ)の第4回目を開催しました。前回に続き、グループミーティングが中心の回です。
グループミーティングの前に、12月10日に行われた、AXIS x takram x IDEO「Collective Dialogue」開催のようすをスライドショーで報告し、ゼミ生と共有しました。また、参加したゼミ生3名が、それぞれ参加した感想を発表しました。
公園遊具や芝生のしつらえで参加者を盛り上げつつ、短時間でテーマを絞ってたたみかける、スピーディなアイディア創発のセッションは、そのプロセスに学ぶところが非常に多く、参加したゼミ生、KIITOゼミ担当スタッフ共に大いに刺激を受けました。今回の公園ゼミでの、長期間で取り組むゼミとの違いを確認しつつ、公園ゼミの最終目標となる、リアリティを持たせたアクションプラン発表のヒントに活かしていきたいと思います。
グループミーティングの後、最後に進捗状況の発表をしました。
【A班】
「秘密基地」がキーワードとして出てきた。
ハードよりソフト寄りの提案をする。
家の中でできないことが公園で落ち着いてできる環境を目指す。
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永田コメント:秘密基地というキーワードが出てきたなら、そのキーワードがどういう要素で成り立っているのかを考えてみると良い。ソフトを支えるために公園はどうあるべきか、という視点を持って整理しながらアイディアを積み上げてみては。
【B班】
テーマを絞り込んでみた。
イベントを考えて、地域の人たちが継続的に使えるような仕組みを作りたい。
高齢者向けというより「大人向け」で考える。
【C班】
関係団体からヒアリングをし、まちづくりの視点からの公園についてリサーチ、考察を進めた。
人を巻き込んで、時間をかけて完成していく公園をイメージ。
「管理も利用も楽しめる公園」をテーマに、ターゲットをモノor コトにするか、これから絞り込んでいく。
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永田コメント:キーワードからのまとめが少しずれているので、キーワードからの共通点をもう少し見直すと方向性が見えてくるのでは。
【D班】
前回に続き、アイディア出しを行った。キーワードは、「寝る」「コミュニケーション」「キャンプファイヤー」「弁当を食べる」。
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永田コメント:弁当を食べる、とか、出てきたキーワードの中から、例えば「食べる」に注目して公園を考えてみると、どういう環境の公園だと食べたくなるか?など掘り下げてみることができる。浅いキャッチボールに留まらないように、絞って、掘り下げてみると良い。
次回のゼミでも、引き続きグループミーティングになります。中間発表前の最後のミーティングの回になりますので、ある程度内容を固めていくことが目標です。
また、次回までの時間で、対象地の公園を管理する住民の方へのヒアリングを行います。ヒアリングを経て、より対象地の状況に合った、リアリティのあるアクションプラン考案を目指します。
+クリエイティブゼミ vol.12 まちづくり編 「これからの公園のあり方について考える。 ~高齢化するニュータウンにおける公園を事例にして~」
http://kiito.jp/schedule/seminar/article/10142/
AXIS x takram x IDEO「Collective Dialogue」レポート
http://kiito.jp/news/report/2014/12/15/9655/