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2013/8/16

イベントレポート

+クリエイティブゼミ vol.4 子育て支援編 第10回レポート

2013年7月9日(火)最終発表会 

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第10回目のゼミは、最終発表会を開催しました。各チーム、それぞれ今まで進めてきた企画をまとめ、課題提供者である神戸市こども家庭局の方々に提案しました。
また、会場には子育て支援に携わる方、これから取り組んでいこうとする方などの聴講の方もお越しいただき、質問や提案へのアドバイスもいただくことができました。

Aチーム 「移動カフェと新しい子育て支援資格」

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子育てに悩んだ時に手を差し伸べる

子育てしやすい環境・コミュニティをつくるために必要なつなぐものを生み出す、というテーマのもと、2つの提案を行いました。
1つ目は「子育て移動カフェ」です。このアイデアは、移動カフェに子育て支援を併せることで、わざわざ子育て支援のための施設に行くのではなく、自分たちが普段行く場所にそういったことを気軽に話せる地域の縁側のような場所をつくります。そうすることで、行政などに相談する前のちょっとした疑問の解消や交流の場として活用することを目指しています。
2つ目は「新しい子育て支援資格」です。リサーチから見えてきた身近な人の中から子育て支援ができる人を増やす、ということに対して、以下の3つの資格を提案しました。
・子育てに関することを気軽に相談でき、アドバイスできる「フレンドママ・地域子育てコンサルタント」
・行政などの子育て情報を必要な方へ適切な方法で伝える「子育て情報サポーター」
・自信を持って子育てできるようにサポートを行う「マザーズコーチ」
この3つの新しい資格保持者がを行政や地域内の子育て支援者、各施設と連携しながら、子育て支援を行っていくことを目指します。

Bチーム 「kiiro project」

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レシートの投函により実施される支援、多くのママさんにコミュニティの場を提供する

全ての人が安心とゆとりを持って子どもを産み育てることができるために、子育て支援がとどきにくい「悩むママ」たちに着目しました。
子育てに一人疲れ、悩んでいるママたちが、多くのママさんたちと触れ合えるきっかけやコミュニティの場(ひろば)を提供するために、商業施設でもらうレシートを利用したドネーションの仕組みを提案しました。これは、買い物をするともらえる黄色いレシートを「夏祭りの開催」や「飲食店での子ども向けメニュー追加」「子育てひろばの設置」といった支援内容が書かれたボックスに投函することで、レシートに記載された金額の一部がその支援内容の活動費として寄付されるという仕組みです。

Cチーム 「CHILDS TIMES」

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親子でまちを取材し記事をつくる地域新聞

子育て世代のコミュニティ拡大とコミュニティ形成による情報交換を目的として、子どもを中心に地域の人、もの、ことを取材して記事にする新聞ワークショップを提案しました。
子連れで行きやすいレストランや地域の名人、井戸端会議にぴったりな広場、子どもしか通れない秘密の抜け穴などまちのいろんな情報を集めて、新聞づくりを行います。

Dチーム 「くっくふぁーまー」

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受け身な「TAKEママ・パパ」を、活動的な「GIVEママ・パパ」へ

行政やNPOなどが実施する取り組みにより様々な方面での支援が充実している反面、子育てママ・パパたちの自主活動の減少やコミュニケーション能力の低下という課題が見えてきました。そこで、3歳児未満の子どもを持つ親を対象とし、野菜を育てるということを通して、スキルを身に着ける講習やSNSでの情報発信、地域の達人の参加、イベントへの参加、そして育てた野菜のフリーマーケット出店などの自主活動やコミュニケーションの場への関わりを生み出していくことを目指した提案をしました。
また、区役所や定期健診、小児科など3歳児未満の親が足を運びやすい場所をきっかけとして、参加しやすい仕組みを考えました。

Eチーム 「全力ラジオ」

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子育て中の不安をやわらげ、子育て情報を手に入れるためのメディア利用

子育て中の方たちに様々な情報が届いていない、コミュニティに入れいていない方が孤独感を感じている、子育てについて相談したくても相談できる人が近くにいないというような課題に対し、例えば家事をしながらでも耳だけ傾けていれば情報を手に入れたり、いろんな話を聞くことができるラジオというメディアに着目しました。
全力ラジオでは、「ほんまのこと知りたいコーナー」や「神戸市こども家庭局からのお知らせ」、「地域の募集情報」など様々なコーナーを企画し、子育て中の方に「大丈夫だよ」と安心感を与えながら、様々な情報を手に入れるためのきっかけとなることを目指します。

今後、これらの提案をもとにブラッシュアップを行い、神戸市こども家庭局・ゼミ受講生とともに提案の実現に向けてトライアルを行っていく予定です。

講評
長谷川 達也氏(神戸市 こども家庭局 こども企画育成部長)
末若 雅之氏(神戸市 こども家庭局 こども企画育成部 こども家庭政策担当課長)
永田 宏和(デザイン・クリエイティブセンター神戸 副センター長)

+クリエイティブゼミ vol.4 子育て支援編「子育て支援」パワーアッププロジェクト
開催概要はこちら http://kiito.jp/schedule/seminar/article/2340/