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2013/11/1

イベントレポート

EARTH MANUAL PROJECT展 オープニング・レセプション レポート

2013年10月4日(金)

EARTH MANUAL PROJECT展の初日を飾るオープニング・レセプション。約120名ものご参加をいただきました。

 

はじめに、本展キュレーター/デザイン・クリエイティブセンター神戸 副センター長の永田、神戸市 齊木統括監、そしてセンター長芹沢より、みなさへ歓迎の意を表し、乾杯を行いました。

 

本日のフード及びドリンクは、「foodscape!」の堀田 裕介さんによるプロデュース!
屋号の通り、こだわりの食材であざやかな風景を作り出してくださいました。
今回はなんとEARTH MANUAL PROJECT展のロゴを模したフードです!

来場者にはオリジナル缶バッチをひとつプレゼントしました。
サポーターとして運営をお手伝いいただいた方か、レセプションにご参加いただいた方のみしか手に入らないレアアイテム。
火山の噴火、洪水、UFOの襲来、の3種類です。

 

次に、本展のために来日いただいた、海外の出展作家のみなさまに一言ずついただきました。

まず、フィリピンよりお越しくださったアルマ・キントさん。アーティストであり、虐待を受けた子どもや、被災地の困難な状況にある人々を対象に、アートを通してヒーリングを行い、個人が主体的に立ち上がる力を促す活動を行っています。今回は「アートによる心のケア”heARTS”」と題し、本展のために作品を作ってくださいました。

次に、タイよりお越しくださったウィパーウィー・クナーウィチャヤーノンさん。洪水を乗り切るための知恵を共有するためのプラットフォームDesign for Disastersを設立され、本展では日用品を用いた洪水対策プロダクトを出品いただきました。

次に、タイよりお越しくださったゲームデザイナー、ラッティゴーン・ウッティゴーンさん。環境問題や社会、政治問題の解決を目指す教育ゲームの開発を行われていて、会期中にレクチャー、そして地震をテーマにゲームを作るワークショップを行っていただきました。

最後に、フィリピンよりスパイク・アコスタさん。マニラ首都圏のアヤラ美術館で広報を担当されていて、「Filipino Spirit Is Waterproof」を出展いただきました。

 

次に、本展のアドバイザリーボードメンバーのうち三方にお話いただきました。

まずは慶應義塾大学環境情報学部 准教授の大木 聖子さん。地震学のご専門でいらっしゃり、日本や海外での防災教育の普及にご活躍です。今回の展示にとどまらない、EARTH MANUAL PROJECTの今後の展開についてご助言をくださいました。

次に、みかんぐみ/神奈川大学工学部建築学科 教授の曽我部 昌史さん。今回会場のディレクションをご担当いただきました。
本展のテーマとあわせ「あるものをいかに工夫し構成するか」をテーマに、木製パレットとスタッキングチェアを組み合わせてみごとな景観を創りだされた経緯についてお話いただきました。

最後に、アートディレクター/文平銀座の寄藤 文平さん。今回はロゴ、メインビジュアル、プロジェクト紹介ボード、マニュアルなどすべての制作物のディレクションを担当いただきました。

 

会場には、災害時に避難所などで使用できる「紙食器」の作成ブースを設け、体験いただきました。

またfoodscape!さんからは、薪を燃料として効率的に高温の炎を得ることのできる「ロケットストーブ」のデモンストレーションが行われ、災害時にも活用できる調理器具として注目を集めました。

 

開催概要はこちら

(撮影:片山俊樹)