2014/8/3
イベントレポート
2014年8月1日(金)
元町の「パティスリーモンプリュ」で、林周平シェフによる2班シェフチームのワークショップを行いました。「ちびっこうべ2014」でお店に訪問するワークショップは本日が初めてです。
2班がユメミセで作るのは「ペ・ド・ノンヌ(揚げシュー菓子)のアイス添え」。今回は実際にペ・ド・ノンヌを作ってみて、どんなお菓子なのか、どんな流れで作るのかを学びます。
営業時間内で、お客さんで賑わうカフェスペースを通って厨房に入りました。
絞り袋に入ったシュー生地と、ピーナツ油が入った鍋、シュー生地にまぶす5種類のフレーバーの粉砂糖が用意されていました。
まずは林シェフがお手本を見せてくれます。油が180℃に温まったら、絞り袋から、鍋肌にシュー生地を細長く絞り出して、手前に引いて鍋の端で生地を切ります。生地がそのままスルッと鍋の中に落ちていけばOK、くっついて落ちていかなければ、少し包丁の刃先を油にくぐらせてから、鍋と生地の間に刃を入れて、油の中に生地を落とします。はねないように注意しながらときどき油をかき混ぜて、きつね色になったら鍋から取り出します。
少し冷ましてから、仕上げの粉砂糖をまぶします。今回は、「プレーン」「バニラ」「ショコラ」「シナモン」「ヴェルジョワーズ(てんさい糖)」の5種。
それぞれのフレーバーを順番にまぶして、みんなで試食しながら作っていきました。粉砂糖もまぶした具合で見た目がずいぶん違います。少しはたいて落としてあげると良いようです。
揚げ物メニューは「ちびっこうべ2014」で初めての登場です。背の小さい子どもたちには揚げ鍋が近くて熱く、油をかき混ぜるおたまも重く、少し難易度の高い作業に見えましたが、子どもたちは、ひとつひとつの工程を注意深く見つめて学び、器用にこなしていました。
最後の方には林シェフが何本かをまとめて絞り出すプロの手際を見せてくれ、一同から歓声があがりました。
本番ではこのペ・ド・ノンヌにアイスを添えて提供します。あたたかい揚げたてのペ・ド・ノンヌと冷たいアイスを一緒に食べるのがおいしいのだそうです。楽しみですね。
次回、2班は、アイスも含めて盛り付けまで仕上げ、実際にお店で商品を出すまでのシミュレーションをします。
photo: 辻本しんこ
当日の様子|リアルタイムドキュメンテーション
https://www.youtube.com/watch?v=teKGYYZG6aI&feature=youtu.be
映像制作:神戸芸術工科大学