2014/8/6
イベントレポート
2014年8月3日(日)
御影の「ビアンヴニュ」で、大下尚志シェフによる7班シェフチームのワークショップを行いました。
今回は、パン作りの流れの基本を、実際にやってみて学びます。
まず、成形前のパン生地を触り、50gに計って分けて、丸めます。手の中でころころと転がすように丸めます。その後、材料からパン生地を作るところを一緒に行いました。小麦粉、砂糖、塩、ドライイースト、脱脂粉乳(入れるとしっとりする)、卵と牛乳、バターを手際よくシェフが混ぜていきます。「スーパーマーケットで買うパンにはいろんな材料が書いてあるけど、これだけでパンはできる」とはシェフの言葉です。途中、生地を分けて、こねる作業をみんなでやりました。こねるときは、天板に生地をこすりつけるようにしてやると良いそうです。
今日はドーナツを作る予定でしたが、みんなドーナツ好き?と聞くと、意外にも手があがるのが少なく、さらには、ドーナツをあまり食べない、という子も。そこで、急遽大下シェフが冷蔵庫から、商品を作るときに使うあんことカレーを取りだして、アンパンとカレーパンもメニューに加えてくれました。
再びの生地切り分け&丸め作業は、切り分け係と丸め係に分かれて進めました。最初のこね作業は、緊張と戸惑いのせいかゆっくりしていましたが、今回は、見事な流れ作業であっという間に終わりました。ここ一番の集中力を見せた子どもたちに、職人気質の子どもたちが集まったのかもしれない、と大下シェフはじめ見学に来ていた7班デザイナーチームの協力クリエイター・黄武驥さんやKIITOスタッフ一同で感心しきりでした。
ヘラを使ってあんを包む作業は難しそうに見えましたが、やってみると、一人も具をこぼさずに、キレイなまんまるに包むことができました。
休憩のときには、7/23のワークショップで描いたアイデアスケッチをそれぞれシェフに発表しました。スマイルマーク、星形、クマ、など、かたちが楽しいアイデアが多かったのを受け、大下シェフは、考えていたメニューを変更してくれるとのこと。どんな風に変わるのでしょうか。
最後に揚げる作業はシェフにおまかせ。みるみるおいしそうな色に変わっていくパンのようすをみんなで観察しました。カレーパンは、揚げながら包丁で穴を開けました。爆発しないように空気の逃げ道を作ってあげるのだそうです。ドーナツは砂糖をまぶして完成です。
できあがった、揚げたてサクサク、ふんわりのパンをみんなで試食。子どもたちからも笑顔がこぼれました。家に帰って、家族に報告することで復習としてもらいます。
次回、7班は、本番で作るメニュー「チョコパン」を実際に作ります。
photo: 辻本しんこ
当日の様子|リアルタイムドキュメンテーション
https://www.youtube.com/watch?v=_Ngrtxs_QME
撮影:神戸芸術工科大学