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2014/8/10

イベントレポート

「ちびっこうべ2014」 シェフチーム12班ワークショップ1回目 レポート

2014年8月6日(水)

北野の「良友酒家」で、「Liang You」の潘正良シェフによる12班シェフチームのワークショップを行いました。「Liang You」は元町にありますが、今回は潘シェフの父・潘国和シェフが腕を振るう「良友酒家」で、父子お二人からレクチャーと調理の指導を受けます。

12班がユメミセで出すメニューは、酢豚とご飯とスープがセットになった「酢豚ランチ」。セットメニューは「ちびっこうべ2014」で初めて挑戦する試みです。
今回は酢豚とはどんな料理か、どうやって作るのかを一部実際に調理しながら学びます。

まずは、なぜ酢豚なのか、というお話を聞きます。酢豚の甘酢あんの作り方を知っていれば、それをアレンジして作ることができる料理がとてもたくさんあるので、中華料理作りの入口にとても良いのだそうです。また、酢豚は、潘国和シェフが修業時代、はじめて出せるようになった思い出のメニューとのこと。

次は、「良友酒家」の酢豚を実際に食べて、甘酢あんの材料を当てるクイズです。甘酸っぱいあんの、「甘い」「酸っぱい」「赤い」など味や色の要素をひとつひとつ取り出して、その素となる調味料が何か、を考えます。答えは、酢、ケチャップ、砂糖、塩、しょう油の5つ。子どもたちは、すべて答えることができました。

その後は実際の酢豚作りを体験します。
厨房に入り、にんじん、ピーマン、玉ねぎ、豚肉を、食べやすい大きさに切っていきます。大きな中華包丁、丸いまな板など、中華ならではの道具たちを、潘シェフ父子にサポートしてもらいながら実際に使いました。豚肉に下味をつけ、片栗粉をまぶし、溶き卵でまとめます。豚肉はお店ごとにいろいろなかたちがあるそうですが、今回は手の中で丸めて食べやすいようにしました。
下準備ができたら仕上げです。大きな中華鍋に熱された油の中に、丸めた豚肉を油がはねないように気を付けながら入れ、じっくり揚げます。一度油から取り上げ、野菜と一緒に再度油の中へ。別の中華鍋に、クイズで当てた調味料を合わせたものを入れて温め、野菜と豚肉を入れて甘酢あんを絡めて仕上げます。あんを絡める作業は子どもたちが行いました。大きな中華鍋とおたまはなかなか扱うのが難しく、鍋ふりやかき混ぜる作業は苦戦していましたが、一生懸命がんばってくれました。皿に盛り付け、最後にパイナップルを添え、完成です。
最後に、家でも練習できるよう、貴重な酢豚のレシピをもらいました。

次回は、スープも含めた、ユメミセ本番と同様の「酢豚ランチ」を実際に作ります。スープは、シェフチーム全体ワークショップで子どもたちが描いたメニューアイデアスケッチを参考に、潘シェフが考えてくださるそうです。子どもたちの酢豚づくりの上達と合わせて、楽しみです。

photo: 坂下丈太郎

当日の様子|リアルタイムドキュメンテーション
https://www.youtube.com/watch?v=BYZR1n10eG8
映像制作:神戸芸術工科大学

ちびっこうべ2014
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