2014/8/19
イベントレポート
2014年8月7日(木)
県庁前の「アノニム」で、加古拓央シェフによる9班シェフチームのワークショップを行いました。
9班がユメミセで作るのは、ローストチキンにカボチャのピューレとソース2種を添えた料理です。
今回は、ローストチキンに使う鶏肉について学び、本番で使うソースの試食と盛り付けの練習をしました。
ローストチキンに使うのは手羽元の部分。まずは鶏一匹の状態を見て、どの部分を使うのか、部位ごとでどのような違いがあるのかを学びます。骨や足の部分まで料理に使えることなど、子どもたちはノートを取りながら聞きました。
一匹の鶏から、胸肉ともも肉を切り出して、食べ比べをしました。もも肉の方がジューシー、胸肉は手羽先の味がする、など、子どもたちからさまざまな感想が出ていました。
次は厨房に入り、ローストチキンに添えるソースを試食しました。加古シェフは、シェフチーム全体ワークショップで子どもたちが描いたアイデアスケッチを参考に、黄色、オレンジ、ピンク、赤、と色鮮やかな4種のソースを用意してくれていました。黄色・オレンジはカレー粉、ピンク・赤はビーツの色をベースに、それぞれ生クリームやマヨネーズなどを加えたソースです。子どもたちの人気は黄色、オレンジに集中しました。ピンクや赤はアイデアスケッチに登場していたのですが、いざ実際に見て食べてみると、イメージと違ったようです。他の味を加えたり、他に入れたい色を聞いたりして、みんなでどのようなソースにしたいかを相談しました。
最後は盛り付けです。加古シェフは、黄色とピンクのソースを交互にお皿の端に落とし、竹串で線を引いて模様を作って、すてきなお手本を見せてくれました。かぼちゃのピューレも、アイスのようにスプーンで落としたり、引っ張って伸ばすようにしたり、いろいろな盛り付けができるようです。子どもたちは輪を描いたり、点々と落として水玉のようにしたり、思い思いの盛り付けを試していました。アイデアスケッチ通りに忠実に盛り付ける子どももいて、それぞれの個性が表れていました。
次回は、本番を想定して、盛り付けまでの作業を行います。加古シェフは、子どもたちの意見を参考に、新しいソースを用意しておいてくれるとのことでした。子どもたちには、盛り付けのイメージをさらに膨らませておいてもらいます。
photo: 坂下丈太郎
当日の様子|リアルタイムドキュメンテーション
https://www.youtube.com/watch?v=UAcAJrg0AcU
映像制作:神戸芸術工科大学