2014/11/27
イベントレポート
2014年11月25日(火)
「これからの公園のあり方について考える。 ~高齢化するニュータウンにおける公園を事例にして~」と題した、「公園」の新しいあり方を考えるゼミの第1回目を開催しました。
はじめに、講師の副センター長・永田宏和から、KIITOの紹介、今回の「公園ゼミ」開催の経緯とテーマ設定、スケジュールの説明がありました。
これまでのゼミは、神戸市の部局や企業からの課題をテーマとして開講することが多かったのですが、今回は、講師が日頃抱えていた問題意識が発端となっています。
海外では自由に公園を楽しんでいる人たちを目にするが、国内では何か目的がある人しか行かないような場所になっている。公園はもっと自由に楽しめるのではないか、今の高齢者向け施設やサービスに対する疑問、高齢化するニュータウンの問題、などについて、多世代のゼミ参加者とともに考えていきたい、という思いが語られました。
次に、対象地にした神戸市内の公園についての説明をしました。今回のゼミでは、その公園に対するアクションプランを考えていきますが、ゴールは「新しい遊具を考える」「レイアウトを再考し、図面を提出する」といった限定したものではなく、「なんらかのリニューアル案を提出する」こと。ほかの公園や地域でもあてはめられるような、これからどのような公園があるべきか・必要か、といった根本的な考えを見出すことを重視していきます。
次に、参加するゼミ生から、自己紹介をしてもらいました。学生から社会人、大学の卒業制作で公園計画に取り組んだ、公園遊具メーカーに勤務している(していた)など、幅広い層の参加者が集まり、参加の動機では、このゼミに参加することによって自分の研究や仕事の参考にしたい、自分の住んでいる地域に貢献したい、など、みなさんそれぞれの立場から「公園」に高い関心を持っていることがうかがえました。
残りの時間で4班に分かれ、公園での思い出を出し合うなど、情報交換を行いました。
次回は、ゲストの長濱伸貴氏(E-DESIGN、神戸芸術工科大学環境・建築デザイン学科准教授、ランドスケープデザイナー)による、国内外の公園の先進事例についてのレクチャーを行います。
+クリエイティブゼミ vol.12 まちづくり編 「これからの公園のあり方について考える。 ~高齢化するニュータウンにおける公園を事例にして~」
http://kiito.jp/schedule/seminar/article/10142/