2015/2/28
イベントレポート
2015年2月14日(土)、15日(日)
神戸市と同じユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市であるフランスのサンテティエンヌ市よりデザイナーを招き、フランスの文化に触れるとともに、日本の文化を再認識しながら、こどもたちの創造力を育むデザイン・ワークショップを開催しました。
講師はKaksi design(カクシデザイン)のエロディ・ヴィーチョスさんと、ギヨーム・グランジョンさん。
エロディさんはグラフィックデザイン、ギヨームさんはプロダクトデザインを専門としており、総合デザインスタジオを二人で運営しています。
ワークショップでは、2つの国の文化から生まれる要素の融合についてこどもたちと考えました。
デザイナーの仕事やグラフィックデザインの手法としてのフォトモンタージュなどの説明のあと、こどもたちはサンテティエンヌと神戸の建物、動物などのさまざまな写真をもとに図案を考え、それを組み合わせて新しいイメージを作成しました。
できあがったイメージは、ステンシルの手法を用いて、1日目には布のバッグ、2日目にはノートにプリント。
その後、全員のイメージを組み合わせた大きな布製のタペストリーを制作しました。
そのタペストリーはKIITOのギャラリーBに展示しています。
このワークショップでは、こどもたちに日仏文化やデザイナーという職業について、また創造性や表現技法を知ってもらえただけでなく、プログラムの開発と実施に向けた技術的な検討、デザイナーとのコニュニケーションを通して、サンテティエンヌ市と神戸市、Cité du designとKIITOとの関係も深まりました。
「こどもデザイン・ワークショップ 文化の出会い サンテティエンヌ(フランス)/神戸(日本)」開催概要はこちら