2015/3/30
イベントレポート
2015年3月20日(金)-3月22日(日)
「触覚」を楽しむ現場で活躍するダンサー、建築家、文化人類学者をゲストに迎え、コンタクト・インプロヴィゼーションの視点から「触れることから始まるコミュニケーション」について意見を交わすトークセッションを開講しました。
「コンタクト・インプロヴィゼーションの日本における広がりと可能性」では、ゲストに鹿島 聖子さん、坂本 公成さん、森 裕子さん、宝栄 美希さん、手代木 花野さん、Lata Tomoko Takahashiさん、玖島 雅子さんをお招きしました。ナビゲーターの富田さんよりコンタクト・インプロヴィゼーションについての概要が説明され、日本各地でコンタクト・インプロヴィゼーションを用いた活動を行うゲストから活動内容と活動から見出されるコンタクト・インプロヴィゼーションの持つ可能性についてトークセッションを行ないました。
「触れ合いーー新たな身体知の探究」では、広瀬 浩二郎さんをお招きしました。全盲である広瀬さんから多数派=健常者の利便性が優先され、少数派=全盲者が利便性を失う現場が多数ある、という視点を根底に、情報保障と情報変換の違いについてのトークを行い、後半では合気道を元にした姿勢で行う腕と腕の押し合いを、目を閉じた状態で行うことで触覚と聴覚に集中するワークを行いました。
「空間とコンタクト」ではNO ARCHITECTSさん、坂本 公成さんをお招きし、直前に行った、建築とコンタクトのワークショップを受けての振返りを含めて、トークセッションを行ないました。自身の身体という「内側」と、他者の身体や、モノ、空間といった「外側」にある環境とのつながりについてワークショップの結果を元に考察しました。
「Contact Improvisation Meeting Japan 6th」
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