2016/8/10
イベントレポート
2016年8月3日(水)
ちびっこうべ2016 シェフチーム9班「オステリア アランチェート」でのワークショップ1回目を開催しました。教えてくれるのは、オーナーシェフの奥本浩史さん。
このチームがつくるメニューは「アマトリチャーナ」。2014年のちびっこうべで人気1位になったメニューです。アマトリチャーナは、イタリアのアマトリーチェという村で生まれたパスタ。イタリアではよく食べられているそうです。奥本シェフが地図を見せながら説明してくれます。
今日は玉ネギを切る練習をします。使うのは甘くておいしい、淡路島の玉ネギ。
包丁の先の方を持って、玉ネギの先端の部分を切ります。手ではなく、玉ネギを動かすのがポイント。皮は包丁に指をのせて、はがすように剥いていきます。繊細な作業に、子どもたちはおそるおそる取り組みます。
その後、玉ネギを薄く切っていきます。「包丁をまっすぐ落とすと切れないから、前に押すか、後ろに引いて切るんだよ」と、シェフがアドバイス。
切っているうちに目が痛くなって、涙がポロリ。
食材の準備ができたら、具材を炒めていきます。フライパンにオリーブオイルをたっぷり熱し、パンチェッタという、豚バラ肉を塩漬けにしたベーコンのようなものをじっくりと炒めます。パンチェッタの脂が溶け出て、カリカリになるまで炒めるのがコツ。厨房にいい匂いが立ち込めます。ニンニクと鷹の爪を入れ、玉ネギ、白ワイン、トマトソースを順に加えて煮ます。
茹でたパスタをソースに和え、粉チーズをたっぷり加えます。お皿に盛り付けた後、上から棒状のチーズをすり下ろして完成。すり下ろされる瞬間、子どもたちから「わぁ」と歓声が上がりました。
自分たちで取り分けて、試食をします。たくさん食べて皆、大満足。次回は火を使った調理の練習をします。
Photo:坂下丈太郎
当日の様子映像
映像制作:神戸芸術工科大学
撮影・編集:三好天都、岩崎和樹