2018/4/10
イベントレポート
2018年3月24日(土)
オープンKIITO2018のイベントの一つとして、東京のフリーペーパー専門店・ONLY FREE PAPER(以下OFP)によるフリーペーパーのお祭り「ONLY FREE PAPER in KOBE」、および神戸市内の古本屋6店舗によるユニット・コウベボーダーズのミニ古本市を開催しました。
「ONLY FREE PAPER in KOBE」は、OFPがセレクトした「今読んでほしいフリーペーパー50誌」を展示・配布する、フリーペーパーのお祭りです。
今回で5回目の開催となりました。今回も厳選されたフリーペーパーが並びます。好きなものを持ち帰れるのですが、魅力的なフリーペーパーばかりで、両手にいっぱい抱えてくれている来場者も多かったです。
今回はOFPオーナー・松江健介さんによる選出された50誌についての解説書も合わせて配布。あらゆるフリーペーパーを読み、その魅力を発信してきた松江さんならではの視点に惹きつけられる、読み物としても楽しい内容の、各誌の特徴が良く分かる優れた解説書でした。
また、2017年の注目すべき動向として、「フリーペーパーの書籍化」が顕著であったとのことで、実際に書籍化されたいくつかの本を持ち込んでいただき、購入できるようにしました。
本イベントの開催は今回で5年目。だんだんと来場者が増えてきているように感じます。オープンKIITOがはじまる11時過ぎに、会場が埋まるくらいの大入りになったのには、本イベントを目当てに来てくれたのでは!?と嬉しい驚きを感じたほどでした。
OFPのウェブサイトでは、50誌のリストと松江さんによる過去開催回からの来場者の変化についても含めた詳細なレポートも公開されています。ぜひこちらもご覧ください。
また、今回は通路を挟んで向かいのスペースで、コウベボーダーズによるミニ古本市も同時開催しました。
「言葉の宇宙船がやってくる KIITO BOOK CLUB」(2017年11月~2018年1月)企画内で開催したミニ古本市が好評でしたので、再登場をお願いしました。また、本のディスプレイに使う什器は、セルフ・ビルド・ワークショップで制作したものを集めて、楽しい会場づくりを試みました。
当日並んだ本は、6店舗それぞれ個性の違うコウベボーダーズのみなさんが、絵本、ビジュアルブック、ハードカバー、リトルプレス、ちょっと珍しい本などなど、さまざまな本をこの日のためにセレクトして持ってきてくれたものです。つい没頭してしまいそうになるものばかりでした。
フリーペーパーと古本、というと不思議な取り合わせかもしれませんが、どちらも、何か情報や知見に出会う接点と考えたとき、新刊書店で本を買う、ウェブサイトをスクロールする、といった今日のルーティンからは少し異なる経験や感覚をもたらしてくれるものではないかと思います。OFPもコウベボーダーズもお店があり、足を運んでみると、より個性が感じられて楽しいです。ぜひ訪れてみてください。
[オープンKIITO2018] ONLY FREE PAPER in KOBE / コウベボーダーズのミニ古本市
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