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2021/7/2

イベントレポート

KIITO300ファーム|大学連携|大阪大学超域イノベーション博士課程プログラム レポート

KIITO300ファームの大学連携プログラムの1つとして、大阪大学超域イノベーション博士課程プログラムとの連携企画がスタートしました。6/18金に大阪大学吹田キャンパスでキックオフの授業が実施され、KIITOが課題提供する内容に関してKIITOセンター長の永田より、説明を行い、参加学生とディスカッションしました。

この超域イノベーション博士課程プログラムは、企業や行政などの学外の課題提供者と連携し、社会課題を発見し、「社会と知の融合」と実践することで解決へと導いていく力を身に付けるためのプロジェクトです。今回は、吹田市環境部とKIITOからの課題提供があり、学生はそれぞれ希望に分かれて取り組みます。今回KIITOの課題へ参加いただくのは4名の学生さんとティーチング・フェローと呼ばれる先輩サポーター1名となります。専攻や研究テーマがことなり、社会言語学や惑星地質学、ジェンダー論など多彩なメンバーが集まっています。

  

KIITOからの課題内容は、「持続可能な将来社会のための地域共創イベントを提案せよ」と題し、SDGsの理念とそこに含まれる課題を深く理解した上で、持続可能な将来社会のために必要な地域の取り組みを創出する参加型イベントの提案を行います。舞台となるのは、神戸の玄関口である三宮から神戸税関のあるウォーターフロントエリアまで伸びるフラワーロードです。

三宮周辺地区の「再整備基本構想」として、美しき港町・神戸の玄関口“三宮”を実現するためのまちづくりを目指しており、そこに集う企業、行政、市民が、誰一人として取り残されることなく、また我が事として社会課題と向き合うために必要な社会参画のプラットフォームとは、どのようなものだろうか。SDGsの視点から、実現に向けて、この問いかけに具体的な活動のイメージを与えていかなければならない。

この課題に取り組むチームには、2‐3年以内に実施可能な地域共創イベントの提案と共に、フラワーロード周辺で関わりの深いステークホルダーが、それぞれの立場から、共通の目標に向けて参画できる場を継続的に創出するための、長期的に掲示できるビジョンを考えていきます。
同じテーマで、神戸大学V.School神戸大学工学研究科減災デザインセンター+クリエイティブゼミvol.36とも連携し、10/16土には参加者による合同発表会をKIITOで実施します。

永田からの概要説明を受け、「ポスト・コロナの参加型イベントのあり方とは?」「エリアが広範囲なので、まち歩きなどの企画は親和性が高そうである」「フラワーロード周辺には魅力的な外部空間が多くあるので、室内の企画というよりは外の空間を活用するのがいいのではないか?」など意見がありました。次回は6/27日に合同フィールドワークを実施し、フラワーロード周辺をみんなで歩きます。

連携概要|https://kiito.jp/schedule/project/articles/49120/