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2022/8/19

イベントレポート

プロから学ぶ、こどもカメラ講座1日目|レポート

6/11土から、小学5・6年生を対象とした「プロから学ぶ、こどもカメラ講座」がスタートしました。プロのフォトグラファーからカメラ技術を学び、実際に大丸神戸店で働く大人たちを写真に収めます。1日目は、講師の坂下丈太郎さんから、フォトグラファーはどんな仕事をしているのか、ステキな写真を撮るにはどんな事を心がける必要があるのかなど、撮影体験をしながら学びました。

 

はじめに坂下さんからフォトグラファーの仕事のお話を聞きました。記念写真を撮るだけでなく、風景写真や商品写真、大学案内の写真などさまざまな写真を撮っています。グラフィックデザイナーさんなどと一緒にお仕事をされることも多いようです。会場内には、過去に撮影した写真を机に並べ、実際に見せていただきました。

まだ緊張のある参加者でしたが、フォトブースでの撮影ゲームで一気に盛り上がりました。このゲームは、撮る人と撮られる人に分かれます。撮られる人は、一瞬だけポーズをとり、その瞬間を撮る人がシャッターを切れるかというものです。こどもの機敏な動きに、シャッターが遅れ、面白い写真も撮れました。フォトグラファーは瞬間を切り取るので、どんな状況でもシャッターを切ることができます。同じゲームを坂下さんの技術も見せていただきました。

次にカメラ撮影するとはどういうことなのか、基本的なところから学んでいきます。

カメラのレンズが向いている方向の景色が写るので、アングル(見ている視点、角度)が大事です。シャッターを切った一瞬、その時間が写るので、タイミングもとても大事です。そしてカメラは光を取り込む機械なので、明るすぎたり、暗すぎたりすると撮れません。どんどんうまくなると、自分で明るさを決める事ができるようになります。人を撮る際に光の当たり方で印象が変わります。光にはやわらかい光とかたい光があります。それは照明機材や自然光などさまざま。この光を意識できるようになることもポイントです。まとめると、アングル、タイミング、明るさ、この3つが大切なことになります。

撮影体験に移る前に、カメラ選びについて学びました。

カメラのレンズには大きく分けて、標準レンズ、広角レンズ、望遠レンズの3つの種類があります。それぞれには特徴があり、撮影するものに合わせて選びます。今回は好きなものを選んで、その特徴を活かしながら撮影体験をしていきます。ケンカせず、それぞれ使ってみたいカメラを選びました。

 

 

 

 

 

 

早速、KIITO館内を周り、いいなと思ってものをたくさん撮影していきました。カメラを持ったこどもたちは、水を得た魚のように、先ほど学んだポイントを意識しながらあちこち写真を撮っていきます。いつもの目線だけでなく、低い所や高い所、近くや遠くといったさまざまな角度も試しました。

こどもたちはまだまだ撮影したい様子でしたが、あっという間に終了時間となりました。

最後に写真がうまくなるコツを2つ教えていただきました。
1つは、好きな写真をまねてみること。もう一つは自分が撮った写真を見ながら、何を表現したかったのかじっくり考えてみることです。次回までに写真を撮りながら練習してみましょう。

次回の大丸神戸店での撮影までの間に、宿題を出しました。今日の学びを活かし、写真を撮り、お気に入り3枚を選び、坂下さんからメールでアドバイスをいただきます。

大丸神戸店ではどんな写真が撮れるのでしょか。今からとても楽しみです。

開催概要はこちら

Photo:山本みなみ|いとう写真