2023/3/10
イベントレポート
+DESIGNゼミvol.5観光編「神戸プロモーション」をきっかけに生まれた「date.KOBEプロジェクト」。発足から9年近くが経過し社会情勢も変化した今、あらためてこのプロジェクトをどのように発展させていくか、全6回のゼミを通して考えていきます。
2月28日
つい先日はじまったばかりの感覚ですが…とうとう第6回、最終発表会を迎えました。
まずは、各グループ最後の整理をして臨みます。
いよいよ発表に移ります。ゲストの毛利マーク藤井さん、いきいきライフ阪急阪神中野さんからもコメントを頂きます。
更新が途絶えがちなため、アクセス、view数が落ちていることに課題感を持ち、アクションプランを考えた。将来的にはサイト改変につなげたい。
① サイト自体を新鮮味のあるコンテンツに再編
② 既存の記事のリポスト:そのままリポストするだけではなく追加情報を紐づけていく。独自のハッシュタグをつけてカテゴリ化する。
a.マニアックMAP:マイナーな情報を掲載したマップを作成
b.アンケート:1、2問ですぐ回答できるものを作成
c.類似記事のおすすめ:閲覧記事に関連するおせっかい情報の表示
d.新コンテンツ・記事・イベント
Q:ターゲット層のイメージは。
A:あまり検討していなかったが、SNS等に対してアンテナをはっている感度の高い方。まずはwebを通して認知を広げて、リアルに人を集められるようにしたい。
Q:date.KOBEwebサイト自体の認知をアップさせないと、そもそも見てもらえないのでは。
A:サイトへの流入は正直課題。複数の関係者にまずはハッシュタグをつけて投稿してもらい、サイトへ流入させる方法を試みたい。
Q:KIITOサポーターにリポストをお願いすることは可能か。
A:可能ではあるが、突然「リポストしてください」、とお願いするだけではなく、リポストする仕組みをサポーターと一緒に作っていくことができれば良い。
藤井さん:何の脈絡もなくリポストをお願いしても乗り辛いと思うので、お題をサポーターに投げかけて、それにあてはまるdate.KOBEコンテンツを引っ張ってくるといったやり方であれば、費用もかからず実施しやすそう。
中野さん:「正しい答えより楽しい答えがより正解です」をテーマに掲げた+クリエイティブゼミらしい発表。b.のアンケート内容がdate.KOBEにつながればサイトとしてより統一感が出せると思う。
永田:どこからアクションの第一歩を踏み出すのかが気になる。自分たちが面白いと思うものから着手していった方が良い。
A:ネタには事欠かないパンや、神戸のB面情報からとりあげていきたい。
神戸の魅力をもっと掘り下げて、再発見する「Secret date.KOBE」をテーマに考えたのが「ichiBAR Hopping(イチバーホッピング)」。ichiBAR:市場、商店街」 × BAR:「飲食店」× Hopping:「渡り歩く」に由来している。水道筋商店街・灘中央市場の空き地活用「いちばたけ」の取り組みも参考にした。
① スタンプラリー(date.KOBE Diary)
「推し商店街」をつくるスタンプラリー。いったお店をスタンプでためていくだけでなく、意見やアイデアも募り、商店街をアップデートしていく。2名以上のチーム(カップル)で参加する。神戸の宿泊を促すため、ホテルに協力を募り、スタンプを貯めるとホテルの割引券になるようにする。
② ichiBAR Hopping コンテスト
推しの多いお店をランキング化。また魅力的なお店の多い商店街もランク付けする。神戸に住む人に神戸(の商店街)を楽しんでもらう。
③ ベンチコンテスト
目線をあわせ、会話をしやすい、神戸らしさ・地域らしさのある「ベンチ」のデザインコンテストを行う。
藤井さん:肝心の「date」感が無いので、もう少し前面に出しても良いのでは。神戸の人がさらに神戸を楽しむという点、そのコンテンツとしてスタンプラリーをするという視点、またゲストもホストになってほしいという考えが良いと思った。応援するだけではなく応援される側になっていく、その軸をぶらさずに進めていけると良さそう。
中野さん:新規コンテンツでありつつ、もともとある繋がりを活かしているのが良い。ターゲットとなるカップルの解像度をあげてPR方法を検討できそう。
永田さん:スタンプラリーにしてしまうと、「神戸のB面のシークレット感」が減ってしまうかもしれないとは思った。まずは商店街、お店の情報リサーチをしっかり行い、それをどのようにdate.KOBEの魅力として打ち出して発信していくかをもう一捻り考えてみてもよさそう。
良い既存コンテンツやノウハウがあるのでいまいち伸びていない、予算がないという課題を前提に、様々なところでdate.KOBEの名前を出し知名度を上げていくため、「音」で伝えるコンテンツの実施を検討。実際にデモ番組もPodcastで収録してきた。
「KOBEを聴く 妄想date.KOBE」
メインターゲット:20~30代
配信日:水曜夜
コーナー:「あの頃のデート」など過去のコンテンツの朗読、「神戸と恋」にまつわる短歌や俳句、週末イベント情報、音楽選曲(期間限定配信)、誰かのデート中の会話 等
PR方法:date.KOBEプロジェクト実行委員の施設で配信、広報物を制作して感度の高い方が集まるお店に配架、屋内イベントで開始前に配信、サイネージで流す
今後の課題:コンテンツの更新、スポンサー、参加してもらうメールアドレス、SNS告知運営者
藤井さん:Poscastならもうすこしゆるくやってもよさそう。このクオリティの高さで隔週配信を担保するのは大変。コーナーごとに配信してもよい位のボリュームだと思った。また男性の声もあればという意見が出ていたが、ずっとひとり語りで進めるより、掛け合いの方が楽しく聴けそう。また、リスナーとの双方向のやりとりはできた方が良い。イベント等紹介の情報源をどこからどう集めるか。視覚的にアプローチできるものに比べて音声は(良い意味でも)バズらないので、PR方法は別にあった方が良さそう。また別の角度からの提案だが、クオリティを維持してPodcast awardを目指す、ということもできると思う。
中野さん:まずはKIITOのカフェ、クリエイティブラウンジ、KIITO:300で配信してはどうかと思った。イベントによっては、公開収録しながら情報収集もできそう。まず流す場所とうまく連携してPRを進めていくのが良いかもしれない。
永田:もう少し気軽に、最初はスポンサー無しでも良い塩梅で継続できるやり方を探ってみては。KIITOで配信しながら、他の協力者も探していく。最初からハードルを上げるとだんだんしんどくなってしまうので、まずはできるところから始めたい。
どのグループも多角的に色々考えられていて、驚くほど素晴らしいアクションプランが生まれました。
永田から、「三者三様で一生懸命検討され、実際にやってみようという話も出てきている。ゼミは今回で終了ではあるものの、アクションにむけてこれから具体的に準備を始めていきたいので、是非引き続き一緒に協力してもらいたい。」とお話しして一旦終了となりました。
このプランをどう実現化していくか、引き続きゼミ生の皆さまとKIITOとで、一緒に考えていけることを楽しみにしています!
+クリエイティブゼミvol.38 観光編「date.KOBEプロジェクトをリブランディングする」
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