2024/4/23
イベントレポート
新たな地域活動をつくるためのプロジェクトとして、2023年9月から灯明(紙袋灯明)イベントチームの育成を行ってきました。10月8日に「ラ・フェス」イベントの一つのプログラムでのお披露目を予定していましたが、残念ながら雨天のため途中で中止となってしました。約1600個の紙灯明を並べるところまではできましたが、灯り(ロウソクの火)をつけるところまではできませんでした。
紙袋灯明は、色の付いた紙袋に、消火と重しになる砂を入れ、図柄に合わせて並べ、巨大な地上絵を描くものです。作業は、こどもから高齢者まで誰でもできる簡単な仕組みとなっています。灯明チームの育成ワークショップでは、図柄のつくり方やコツ、紙袋灯明の効率的な準備と撤収方法など、一級灯明師の尾方孝弘さんから丁寧にご指導いただきました。
当日、集合時には雨は降っておらず、灯明メンバーで考えた図柄を尾方さんに修正をしていただき、それを元に下絵づくりから始めます。会場は芝生のため、割りばしと紐で中心線を引き、個々の図柄の位置を決めていきます。紙袋に砂を入れる人、必要な色と数を指示する人、砂を入れた紙袋を運ぶ人など、それぞれが分担して作業を進めていきます。以前KIITOで練習した際は使用した紙袋灯明は約200個だったので、今回の約1600個は想像を超える数でした。メンバーには小学生や中学生もおり、一生懸命作業に取り組んでいました。作業を進めると1時間ほどで図柄が見えてきました。作業の途中で、少し高い視点場まで登り、全体の進行も確認しながら進めました。火をつける前でもたくさんの紙袋灯明が並ぶ様子はとても迫力がありました。時間が進むにつれ、雲が濃くなりパラパラと雨が降り始めました。カッパを着ながら、できるところまで作業を進めましたが、次第に雨脚も強くなり、間もなく点灯準備という段階で、尾方さんとも相談し中止にすることを決めました。
残念ながら火を灯すところまでできませんでしたが、たくさんの数の紙灯明を並べるところまではできたので「ぜひリベンジしたい!」とメンバーからも声がありました。
天候の影響で点灯し、完成させることができませんでしたが、講師の尾方さんから学んだことを忘れることなく、次回どこかで実践できることを目指し、活動を継続していきたいと思います。
開催概要:https://kiito.jp/schedule/workshop/articles/64441/
1日目レポート:https://kiito.jp/news/2023/11/01/65384/
2日目レポート:https://kiito.jp/news/2023/12/09/66180/