6/9 Tue - 7/26 Sun
SEMINAR

KIITOでは、社会課題に対して「+クリエイティブ」な視点からアプローチし、解決を目指す手法をゼミ形式で学ぶ「+クリエイティブゼミ」を継続的に開催しています。
第43回のテーマは「BE KOBEのこれまでとこれから」。今やまちのあらゆる場所で目にする「BE KOBE」のロゴマークやモニュメントは、神戸を代表するシンボルになっています。一方で、「BE KOBE」は神戸のまちへの「愛着」や「誇り」を表すシビックプライドであり、その背景には、震災復興に力を尽くしてきた人々こそが神戸の魅力であるという想いがあります。こうした想いは、市民にどのように共有され、受け継がれているのでしょうか。「BE KOBE」というメッセージが生まれてから11年を迎えた今、これまでの歩みを振り返るとともに、そのあり方について未来に向けて考えたいと思います。
講師の大阪大学COデザインセンターの山崎吾郎さんからは、フィールドワークを重視する文化人類学の観点から「リサーチ」に焦点を当てその手法を学びます。また、2015年3月まで神戸市広報専門官・広報官を務め、「震災20年神戸からのメッセージ発信事業」に携わった松下麻理さんを特別講師として迎え、「BE KOBE」を立ち上げた当初の経緯や込められた想いについてお話を伺います。
自分たちのアイデアで暮らしやすいまちをつくることに関心のある方、人々の行動に結びつくアイデアを考えてみたい方のご参加を心よりお待ちしております。
スケジュール
・第1回 6/9(火)19:15-21:15 課題説明、レクチャー、グループワーク
・第2回 6/16(火)19:15-21:15 レクチャー、グループワーク
・第3回 6/23(火)19:15-21:15 レクチャー、グループワーク
・第4回 6/30(火)19:15-21:15 グループワーク
・第5回 7/7(火)19:15-21:15 中間発表
・第6回 7/14(火)19:15-21:15 レクチャー、グループワーク
・第7回 7/26(日)14:00-17:00 合同最終発表会
◎フィールドワークは7/6(月)9:00-10:00@メリケンパークでの実施を予定。
◎7/26(日)の最終発表会は、大阪大学超域イノベーション博士課程プログラムとの合同で実施。
|講師コメント|
山崎吾郎|大阪大学COデザインセンター
今年のリサーチゼミでは、「シビックプライド」をテーマに、自分たちの街をあらためて見つめ直します。地域には、さまざまな利害や関心、立場や思いが絡まり合って「正解」が見出せなくなってしまっている「やっかいな問題」があります。大阪大学で実施している授業とも連動しながら、そうした課題を自分の目で確かめ、問いを立て、考えたことを仲間と共有しましょう。大切なのは、あらかじめ用意された答えを探すことではありません。街の風景、そこに暮らす人びとの思い、受け継がれてきた記憶や価値に目を向けながら、自分なりの関わり方を見つけてみましょう。このゼミが、自分の街との関わりに気づき、そこから新しい一歩を踏み出すきっかけになればと思います。
永田宏和|デザイン・クリエイティブセンター神戸
今年度のKIITOのリサーチゼミのテーマは「シビックプライド」です。神戸のシビックプライドである「BE KOBE」は震災20年を機にKIITOが協力する形でつくられました。その相談を持ち掛けてくださったのが当時広報官だった松下麻理さんです。当時から私たちはこの「BE KOBE」は市民のものであり、シビックプライドの象徴だと考え、そうなることを願って社会にリリースしました。それから10年以上の年月が経ち、「BE KOBE」は認知度も上がり、目に見える形でも「BE KOBE」のオブジェが片手で数えられないほど市内各所に設置されるようになりました。そんな今だからこそ改めて問いたいと思います。BE KOBEは名実ともに神戸市民のシビックプライドに本当になったのか、そもそも私たちが目指したシビックプライドとは何なのか、そしてBE KOBEがこれから歩むべき未来のカタチとは…。立ち上げに関わらせていただいた私にもその問いに対する答えはまだ何もわかっていません。本ゼミで集まってくださった皆さんと一緒にリサーチし、考え、その答えを導き出せればと思っています。ご一緒にこのテーマに取り組んでくださる熱い市民の皆さんを求めます。どうぞよろしくお願いします。
過去に実施した「+クリエイティブリサーチゼミ」の様子

+クリエイティブゼミvol.41 リサーチャー養成編「特殊詐欺対策をみんなで考える。」
+クリエイティブゼミvol.40 リサーチャー養成編「リサーチ・リテラシーを学ぶ 例題5:団地のこれからをみんなで考える。」
+クリエイティブゼミvol.39 リサーチャー養成編「リサーチ・リテラシーを学ぶ」 例題4:商店街の空き家をみんなで考える。
+クリエイティブゼミvol.37 リサーチャー養成編 「リサーチ・リテラシーを学ぶ」例題3:空き家をじっくり考える。
1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(人間科学)。
専門は文化人類学。
主な仕事に『臓器移植の人類学:身体の贈与と情動の経済』(単著、世界思想社、2015年…(続きを表示)
Artist in Residence KOBE(AiRK)
https://airk.haaymm.org/
神戸市内の3つのホテル勤務を経て、2010年より神戸市広報専門官・広報官として市政の広報を担う。震災20年事業では、シビックプライドの象徴として「BE KOBE」の作成を推進。2015年からは神戸観光…(続きを表示)
1968年兵庫県生まれ。企画・プロデューサー。1993年大阪大学大学院修了後、大手建設会社勤務を経て、2001年「iop都市文化創造研究所」を設立。2006年「NPO法人プラス・アーツ」設立。2012…(続きを表示)