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2020/5/28

REPORT

カレー男 活動レポート

カレー男とは?

デザイン・クリエイティブセンター神戸では、高齢世代がもっとワクワク・イキイキできるプログラムとして「男・本気のパン教室」や「大人の洋裁教室」をはじめとするさまざまな講座を開催し、講座ごとにチームが誕生してきました。現役時代とは異なる新たな高い技術を身につけ、「自分のため」ではなく「他人のため」にという意識を持って活動を継続し、KIITOや各地域のイベントなどで活躍しています。
カレー男は、2019年2月~3月に開催した「【男・本気の料理教室】スパイシーな男の・カレー教室」の受講生である、平均年齢70歳の男性チーム。レストラン・パトゥ(現在東京に移転準備中)の山口義照シェフを講師に迎え、約20種類のスパイスを使った本格キーマカレーのつくりかたを学びました。練習を繰り返しながら、チームの活動を紹介するイベントに登壇するなど、経験を積み重ねている最中です。

これまでのカレー男の活動レポートはこちら
2019年4月17日 男・本気の料理教室 成果発表会
2019年8月24日 阪急阪神 ゆめ・まちソーシャルラボ

宿題:カレー男特製キーマカレーをつくろう!

4月。新たな年度を迎え、カレー男としても次なる活動に向けて練習会を開きたいタイミングでしたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止対策のためKIITOも休館となり、メンバーで集まって練習をすることが難しくなってしまいました。

そこで、この期間を利用してメンバーが自宅で「宿題」に取り組むことになりました。カレー男はこれまで、スパイスの計量・調合、ターメリックライス、野菜下準備など、いくつか並行して行わなければならない作業を分担して進めることで効率よくカレー作りをしていました。しかし、その方法は効率が上がる反面、同じ作業ばかりを担当してしまうとほかの作業が身につかない、という問題点があります。ゆえに、今回は「いつもは分担している作業を全部一人でやってみる」という宿題に取り組むことになったのです。ひと通りカレー作りを経験することで、疑問点や苦手な部分が浮き彫りになり、より効率の良いカレー作りを学ぶことができます。
「ガラムマサラ」「カレーパウダー」を作る工程はスパイスを砕くブレンダーが必要なのでKIITOが担当しましたが、そこから先はみなさんの腕の見せどころ。送った各種スパイスが揃ったら、各自練習日を宣言して宿題スタートです!みなさん、どのようなレポートを提出してくださるのでしょうか。

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数週間後、続々とレポートが届き始めました。
一人でやってみるとは言ったもののかなり大変な作業なので、今回は家族に手伝いを頼んでもよいということにしていましたが、みなさんほぼお一人で作業されたご様子。中には、使う鍋を選んだりする段階で意見をもらった、というメンバーもいました。

各メンバーのレポートはこちらをご覧ください。

もともと料理好きで定期的に家で作る方もいれば、久しぶりのカレー作りだった方もいた今回の宿題。自分でやってみて、「おいしくできた」と手応えを感じる方も多かったようです。みなさんから挙がった疑問点には山口シェフから回答をいただき、さらにレシピへの理解が深まりました。いくつかご紹介しましょう。


Q.クミンシードを焦がしてしまうのですが…

A.クミンシードの炒め加減ですが、時間は火加減によって全く変わるので時間では見ない方がいいと思います。クミンシードの色が変わったら良いと思います。ですから、あまり火が強すぎたら早くできるのですが、焦げてしまうリスクがあるので中火ぐらいでゆっくり香りを出しながら色付ける感じです。中火といってもコンロによって火の強さが違うのでこれもなんともいえないのですが。ですから目と鼻で判断するしかないですね。絶対焦がさない事です。

Q.孫に食べさせるためりんごをレシピの倍量入れたのですが、まだ少し辛そうです。ヨーグルトを増やせば良いでしょうか?

A.いろいろ策はありますが、甘味か、まろやかな酸味を加えたら良いと思います。バナナ、蜂蜜、トマト、ヨーグルト等試してみてください。


シェフの回答を受けて「作るほど悩みや迷いが出てくる」「参考になった」「またカレーを作るのが楽しみ」と、メンバーもますますやる気になっていました。
次の活動に向けて、カレー男のカレー作りはさらにパワーアップしそうです。