お知らせ・レポート

LIFE IS CREATIVE展

2016年12月9日(金)

「男・本気のパン教室」5回目を開催しました。
今回が本番前の最後の練習となります。本番は翌日。

失敗しながら練習を重ねただけあって、手順もばっちり。生地を捏ねる手にも気合が入ります。



しかし、つくっている途中、何だか生地がいつもより柔らかい。捏ねても捏ねても、しっかりした生地になりません。
材料の量も手順も合っているはずなのに、原因はわからず。

焼きあがった生地を試食してみましたが、たしかに味はおいしいのですが、何だか生地がべたっとしていて、あと一歩、何かが足りないように思えます。
「明日の本番、大丈夫だろうか?」心配するスタッフをよそにメンバーは「おいしくできた!これは売れるよ!」といたって呑気。
実はとっても心配していた壷井シェフ、ピンチを聞きつけて急遽駆けつけてくれました。


結局、原因はお店の厨房でつくった時とは別の小麦粉を使っていたこと。同じ分量でも粉によって吸水率が異なるため、水分量を同じにしても、生地の固さが違ってしまうのです。さすがにメンバーだけでは気づけないことでした。
シェフからのアドバイスで、当日は水の量を10%程度減らしてつくることになりました。

トラブルも解決し、いよいよ明日(12/10)はカフェ本番。パンじぃたちが、初めてお客様にパンを提供します。

-
「男・本気のパン教室」開催概要はこちら
昨年度の「男・本気のパン教室」についてはこちら


support-logo_2

2016年11月3日(日)

着物地を使い、自分だけのワンピースを仕立てる「大人の洋裁教室」第3回目。今日は、前回から引き続いて裁断作業を行い、ミシンでの縫製作業に入ります。

参加者のみなさんには、今回の『大人の洋裁教室』の裁断作業のために、新しい道具を購入してもらいました。『ローラーカッター』という、丸い円形の刃がついた洋裁作業用のカッター。裁ちばさみなどで裁断を行うことが多いかと思いますが、この道具を使うと、生地と型紙がずれにくく、少ない力できれいに裁断を進めることができるのだそう。
洋裁の経験が豊富な方が多い参加者のみなさんでしたが、この道具を使うのは初めてとのことで、はじめは慣れない様子でしたが、洋裁歴の長い方はそれだけ勘が備わっているようで、コツをつかむとすいすいとスムーズに裁断を進めていました。

IMG_0972 IMG_0059

また、生地の端を処理する『ロックミシン』もみなさん「初めて!」とのこと。生地の端処理は、家庭用ミシンなどでもできるそうですが、こちらはやはりプロ仕様。仕上げの美しさが違います。さっそく真剣に購入を検討されている参加者の方もいました。

各パーツの準備が終わると、縫いあわせる作業に入ります。ミシンは皆さん手慣れたもので、講師のサポートもほとんど必要ない様子で進めていきます。中にはミシンがちょっと苦手…という方もいたのですが、学生のアシスタントスタッフが付き添い、楽しく会話をしながらリラックスして進めていました。縫製作業は、やはり時間がかかるので、緊張感のある時間が続きますが、集中力が途切れることはなく、作業を進めます。

IMG_0008 IMG_9964

朝10:00~16:00までのワークショップなので、お昼休憩やおやつ休憩をはさむのですが、休憩中に話すことはやっぱり趣味の洋裁のお話。「ここの縫い針がおすすめよ!」と情報交換の時間です。また、今回のワークショップを経て、「もっと洋裁への興味が深まった!」とお話をいただき、「家族や友達に教える立場になってみたい!」「自分の地域でも、こうして同じ趣味で集まれる場をつくりたい。」という、意欲あふれるご意見もたくさんいただきました。

IMG_0998 IMG_9903

次回も、完成に向けて引き続き縫製作業を進めます。

※今回のワークショップは、「明るく健やかな高齢社会の実現を探る『LIFE IS CREATIVE展』 東京展(2017/2/3(金)~12(日)」関連企画として開催しています。製作の様子や成果物は、上記展覧会で展示予定です。

開催概要はこちら
昨年度のLIFE IS CREATIVE展についてはこちら
昨年度のリメイクワークショップについてはこちら

support-logo_2

2016年10月30日(日)

着物地を使って、自分だけのワンピースを仕立てる「大人の洋裁教室」第2回目。秋らしさが深まってきた今日も、着物地や洋裁道具などの大きな荷物を抱えて、参加者のみなさんがKIITOに集まりました。

着物地をほどき、洗濯をしてくるという先週の宿題をきっちり仕上げて、今日はいよいよ裁断作業に入ります。裾に向かってふんわり広がるAラインワンピースや、ストンとしたシルエットがスタイリッシュなストレートワンピースなど、着物の柄やつくりたいワンピースのイメージにあわせた型紙を選びます。

IMG_9645 IMG_9673

裁断作業は、注意することはたくさん。まずは生地の「柄合わせ」です。
着物には、大胆な配置の華やかな柄物もあれば、規則性のある繊細で細かい柄のものもあります。ワンピースに仕立てたときに、その柄の使い方によってイメージが大きく変わるのだそう。大きな柄のものは、生地同士をはぎあわせた時に柄が途切れたりつぶれてしまったりしないようにという注意が必要ですし、細かくて規則性のあるものは、滑らかにその規則が流れるように生地をはぎあわせるのが大変です。

また、着物地はほどいた時の幅が最大で約37センチ。裾が大きく広がるフレアーなワンピースなどは、型紙に幅が必要になる為、生地の面積の使い方が難しくなるのだそう。
1枚の着物を使ってワンピースを作るとなると、生地の余裕はあまりありません。裁断を間違えると大変なので、みなさん集中して作業を進めます。

IMG_9698 IMG_9676

生地の柄合わせでは、それぞれの個性が見られました。綿素材のモダンなテキスタイルの生地をパッチワークのようにはぎ合せる方や、わき身頃をシャツの生地とはぎ合せるという方も。柄の見え方も、縦に横と試行錯誤していました。

今回は、特別講師として、立体裁断という専門技術をメインに、洋裁のあらゆる技術を研究されている梶間先生をお招きして、裁断の仕方はもちろん、薄手の布を補強する『接着芯』の貼り方や、アイロンのかけ方など、より美しくワンピースを仕上げるための細やかなポイントを教わりました。
今回の参加者のみなさんは、洋裁経験の豊富な方が多かったのですが、実は自己流でやっていたことや、工程の中で飛ばしていた作業なども多かったよう。プロのテクニックを目の当たりにし、みなさんとても感心されていました。

IMG_9656 IMG_9750

次回は縫製作業に入りますが、今日裁断を終えることができなかった方もたくさん。宿題が出た方もいたのですが、たくさんアドバイスをもらったので、自宅での作業も楽しんでできそう!と笑顔で帰られていました。

※今回のワークショップは、「明るく健やかな高齢社会の実現を探る『LIFE IS CREATIVE展』 東京展(2017/2/3(金)~12(日)」関連企画として開催しています。製作の様子や成果物は、上記展覧会で展示予定です。


開催概要はこちら
昨年度のLIFE IS CREATIVE展についてはこちら
昨年度のリメイクワークショップについてはこちら

support-logo_2

2016年10月23日(日)

もう着なくなってしまった着物を使って、よそ行きのワンピースに仕立てるワークショップ「大人の洋裁教室」が始まりました。参加者は、47歳から77歳までの素敵な大人の女性のみなさん。洋裁の技術やファッションセンスに磨きをかけて、よりおしゃれな魅力的な大人の女性を目指します。

講師に、神戸芸術工科大学の見寺先生、助手の丹羽先生、フリーデザイナーの韓先生、アシスタントの正木先生をお招きしました。たくさんのサポートスタッフの皆様にもご協力をいただき、ワンピースの完成を目指します。
今回の教室のテーマは「着物」を素材に使うこと。素材が着物になると、制作の工程は通常の洋裁と大きく変わるといいます。
古い着物の洗い方からほどき方、そしてワンピースに仕立てたときに美しく見えるような柄合わせ、着物の素材に合わせた縫い上げ方など、その工程のすべてを、約一カ月間をかけて、全5回のワークショップの中で学んでいきます。

chibikkobe2016_town-ws01-(268) IMG_5381

第一回目となる今日は、まず初めに、講師の見寺先生より、見寺先生が長年研究テーマにされている「ユニバーサルファッション」について、レクチャーをいただきました。ユニバーサルファッションとは、シニアの方や障がいのある方など、さまざまな方の身体の状況にあわせた、着脱がしやすく、過ごしやすいファッションデザインのこと。見寺先生の提案するユニバーサルファッションは、その使いやすさや着心地だけではなく、見た目の美しさ、おしゃれさなどに徹底的にこだわっています。暮らしをより豊かに、楽しくするためのデザインを日々研究しながら、それによって、ファッションでシニアの健康寿命を延ばすことを目指し、活動をされているとのことでした。

次に、参加者のみなさんの自己紹介。使いたい着物にまつわる思い出や、どんな雰囲気のワンピースを作りたいか、そして完成したワンピースを着てどんなところに出かけたいかなど、そのイメージをふくらませながらお話をしました。

IMG_5389 IMG_5398

午後には、着物の「ほどき方」を教わりました。丁寧に縫い合わせられている生地を、糸切バサミやリッパーを使い、一目一目ほどいていきます。することはたったこれだけなのですが、一枚の着物すべてをほどくのは、とても根気のいる作業。着物地を傷つけてしまわないよう、みなさん眉間にしわを寄せながら、指先に全神経を集中させているようでした。

IMG_5439 IMG_5457

着物の「ほどき」は時間がかかるので、「洗濯」と一緒に次回までの宿題に。今度は、着物の洗い方を教わります。洗濯方法も、色の落ち方を均一にするためのテクニックや、においを落とすための作業など、注意点がたくさん。
「ほどき」とあわせてたくさんの宿題が出たため、参加者のみなさんのノートのページは、真っ黒になっていました。

最後に、みなさんお待ちかねのワンピースのパターン(洋服の型紙)決め。見寺先生には、約30着のワンピースをお持ちいただき、Aライン、ボックス型ライン、ストレートライン、プリンセスライン、フリーラインの5種類をサイズ別でご用意いただきました。サンプルを試着して鏡でチェックしながら、身体のラインに最も似合うものを探します。ああでもない、こうでもないと、互いにアドバイスを出し合う姿はキラキラとしていて、明るい表情がとても印象的でした。

IMG_5469 IMG_5483

次回に向けて、意気込み十分といった雰囲気で、今日のワークショップは終了しました。
次は、今日決めた型紙を使って裁断作業に入ります。

※今回のワークショップは、「明るく健やかな高齢社会の実現を探る『LIFE IS CREATIVE展』 東京展(2017/2/3(金)~12(日)」関連企画として開催しています。製作の様子や成果物は、上記展覧会で展示予定です。

開催概要はこちら
昨年度のLIFE IS CREATIVE展についてはこちら
昨年度のリメイクワークショップについてはこちら

support-logo_2

2016年12月2日(金)

「男・本気のパン教室」の4回目を開催しました。今回はケルン壷井豪シェフによる2回目のパン教室です。先週の自主練での疑問や間違いなどを確認しながら、本番に向け、手順やコツなどを細かく学びました。前回同様、ほうれん草とベーコン、長芋とハムと大葉、カレーの3種類のパンをつくりました。


はじめに材料の確認から行います。材料が足りない、何を入れたか分からないなどが起きないようにしっかりチェックします。まずは、液体のものから混ぜていきます。ぬるま湯に牛乳、オリーブオイル、塩を混ぜ合わせます。ボウルに1滴も材料が残らないようにかきだします。小麦粉とイーストは、袋の中で混ぜ合わせます。先ほどの液体と粉を合わせ、ボウル内で混ぜ、塊になったら、机に取り出し、力いっぱい捏ねていきます。両手を使ってテーブルに擦りつけるように行います。はじめは生地が手にベトベトとくっつきますが、捏ね続けていくと手から離れ、生地がきれいにまとまりつやが出てきます。体重をかけながら行うのでとても大変ですが、これまでで一番良い生地になりました。そして、チーズを生地に混ぜていきます。混ぜる際は、前回お店で学んだ手法で、生地の上に具材をのせ、半分に切り、切ったものを上に重ね、上から押さえ、またそれを半分に切り重ね…を20回ほど繰り返します。この方法だと、生地に負担をかけずに具材を混ぜ合わせることができます。


チーズの混ざった生地の1/3はほうれん草とベーコンを混ぜます。先ほどと同じように、半分に切っては重ねるを繰り返します。そして一次発酵に入ります。発酵中はみんなでシェフに質問タイムです。好きなパンを紹介したり、パン作りの工程の確認などをしました。一次発酵の終わった生地は、大きく膨らみ、壷井シェフも「前回よりもとてもいい状態です」と仰っていました。


発酵が完了したら、いよいよ成型です。チーズのみの生地の半分を25gの棒状に分け、長芋、大葉、ハムを重ねたものに生地を巻き付けます。今回は、前回の半分のサイズでつくりました。
前回非常に苦戦した、カレーを包む作業です。片手で生地を持ち、へらを使ってカレーを生地の中央にのせ、押し込みながら包んでいきます。力の加減やバランスが難しく、かなか包むことができません。これはかなりの特訓が必要そうです。なんとか包み終えたカレーパンの上部に軽く湿ったタオルで水を付け、その面にパン粉をつけます。ほうれん草とベーコンを入れた生地は、25gにカットするだけで成型終了です。生地にあまり触れすぎないことがおいしくつくるコツです、と壷井シェフ。


最終発酵を待ち、いよいよ焼成に入ります。オリーブオイルをしっかりと塗り、温めた窯へ投入し、約8分焼きます。だんだんいい香りが漂い、焼き目がついてきます。焼きあがったパンをテーブルに出し、再度オリーブオイルを塗って完成です。早速みんなで試食をします。今までの中で一番生地がふっくらと仕上がり、見た目もバッチリでした。味もみんな大満足で、家族に食べてもらうため、袋に入れて持ち帰りました。

次週はいよいよ本番です。前日の自主練習が最後の特訓になるので、そこでしっかり流れや役割を確認し、今日のような美味しいパンを提供できるよう頑張ります。
成果発表は、12/10(土)11:00-14:00に神戸市東灘区のカフェ・やすらぎで「パンじぃのおひるごぱん」と題して開催します。ぜひご参加ください。

-
「男・本気のパン教室」開催概要はこちら
昨年度の「男・本気のパン教室」についてはこちら


support-logo_2

2016年11月25日(金)

「男・本気のパン教室」3回目を開催しました。

前回、ケルンの壷井シェフから初の指導を受けた6名のメンバーたち。今回はシェフ不在の中、自分たちだけで同じパンを作ってみます。
ケルンでは3種類のパンを教わりましたが、本番(12/10のカフェでのパン提供)を見据えて、今日は2種類に絞ります。長芋と大葉とハムのパン、ほうれん草とベーコンのパンの2種類です。

前回の後、何名かのメンバーがオリジナルのレシピを作成していました。イラスト入りで、綿密に手順が書かれています。


お店では材料も全て用意されていましたが、今日は材料を洗い、粉を計量するところから始めます。前回は一人ずつ作りましたが、今回は共同作業。「どうだったっけ?」とひとつひとつ手順を確認しながら進めていきます。


口を切った紙コップにお湯を張り、温度を保って発酵を待ちます。生地に触れてみて、発酵具合を確かめてみます。
生地に具材を巻く段になり、一度自宅で練習していたメンバーは、とっても鮮やかな手つき。それを見て皆、自主練習は大切、と実感。


自主練習と本番当日は、家庭用のオーブンを使用します。10分程焼いて様子を見ますが、お店の窯とは違い、オーブンの上段と下段で焼け具合に差が発生。下段のみ再度火を入れて調整します。

出来上がりを皆で試食。見た目はまずまずですが、さてお味は?シェフの手を離れ、自分たちで作ったパンに「うん、おいしい!上出来!」と自画自賛。


しかし食後、皆が雑談する中で、手順を失敗していたことに気付きます!
ほうれん草とベーコンのパンは、発酵させる前に生地に具材を混ぜ込むのですが、混ぜる前に生地を発酵させてしまいました。誰もミスに気づかず、皆愕然。何となくの思い込みは厳禁です。
新しいチャレンジに失敗はつきもの。次回、再びケルンで指導いただくので、今回失敗した部分や曖昧だった部分を確実にマスターし、本番に臨みたいものです。

「男・本気のパン教室」開催概要はこちら
昨年度の「男・本気のパン教室」についてはこちら

2016年11月18日(金)

「男・本気のパン教室」2回目を開催しました。
前回の顔合わせから10日後。今回からパンづくりの特訓が始まります。
東灘区にある「ケルン」本社にお邪魔して、壷井豪オーナーシェフに教わります。


今日練習するのは、フォカッチャ生地を使った3種類のパン。長芋と大葉のパン、ほうれん草とベーコンのパン、カレーパンを作ります。フォカッチャはオリーブオイルと牛乳を入れた生地で、力を入れなくても混ぜやすく、比較的短い時間で作ることができます。
シェフへの自己紹介と作り方の説明が終わったら、早速厨房でパン作り開始です。

材料を混ぜた後、生地を捏ねていきます。力を入れ過ぎず、まな板に擦り付けるように。やり過ぎは禁物。手が生地の水分を奪ってしまうので、捏ねすぎると固くなってしまうのだそうです。その後、生地の上にチーズを広げ、スケッパー(カード状の道具)で生地を切っては重ね、を繰り返します。
今回の最高齢、昔パン工場で働いていたという81歳の方は、とても慣れた手つきで、シェフも驚くほど。「作り方は覚えていない」と仰っていましたが、考えるより先に手が動いているようでした。


ここからは、具材によって違う作り方をします。
ほうれん草とベーコンのパンは、生地に具材を混ぜ込みます。生地を広げて具材を乗せ、先程と同じように具材ごと切っては重ねて、を繰り返すことで混ぜ込みます。
長芋と大葉のパンは、ひも状に伸ばした生地で具材を巻くスタイル。カレーパンは生地にカレーを包み、表面にパン粉をつけます。


発酵を待っている間、「パンが出来上がったら、誰に食べてもらいたいですか?」とシェフから質問。答えは「まず自分が食べたい(笑)」「パン作りなんて無理!と言われた妻を見返したい」「パンが大好きな娘に食べさせたい」などなど。
シェフは食べる人のために、その人の顔を思い浮かべながら作ってほしい、と仰っていました。

そうこうするうち、オーブンからいい匂いが漂ってきました。
それぞれ自分の作ったパンを試食します。「カレーが生地からはみ出てる」「けどそれも味や」「○○さんのはさすがに形がきれい!」


「メンバー同士連絡を取り合って、ちゃんと復習もしてくださいね!」と壷井シェフ。メンバーに主体的に動いてほしいと発破をかけます。
次週はシェフがいない中での練習です。果たしてどうなるのでしょうか?
引き続き乞うご期待です!
-
「男・本気のパン教室」開催概要はこちら
昨年度の「男・本気のパン教室」についてはこちら



support-logo_2

2016年11月8日(火)

「男・本気のパン教室」第2弾が神戸市東灘区でスタートしました!
この企画は2015年10月に開催した同シリーズの第2弾で、その成果は来年2月に開催する『LIFE IS CREATIVE展』東京展で発表・展示されます。
参加者は50代以上の男性限定、講師は神戸の老舗のパン屋さん「ケルン」の壷井豪シェフ

今回は、東灘区青木(おおぎ)地区のコミュニティカフェ「カフェやすらぎ・あおいかめ」を拠点に開催します。このカフェではこの秋、地域の方が中心となって、誰もが憩える居場所づくりのプロジェクトがスタート。
今回のパン教室ではパン作りを学んだ後、最終発表としてカフェのイベントでパンを作って提供します。

一回目となる今回は、メンバーの初顔合わせを行いました。
当日は昨年開催したパン教室の初代メンバーから3名が出席、体験談を語ってくれました。
作ったパンを販売するなんて最初は無理だと思っていたが、次第に本気になってきたこと。一流のシェフと素晴しい仲間に恵まれて、100食のパンを提供するという大仕事を最後までやり遂げられたこと。
初代メンバーは、自分たちの成長と変化に確かな手応えを感じていたようです。


そして今回のメンバーは、60代から80代までの6名の男性。それぞれ自己紹介をしてもらいました。
ご家族や周りの方に食べさせたい、地域のためになることがしたい、地域の野菜を使ったパンを作ってブランディングしたい(!)など動機はさまざま。
最年長の男性は、昔パン工場で働いていたことがあるそうです。作り方はすっかり忘れてしまったが、手の感覚はきっと覚えているはず、と語ってくださいました。
 
 
 
「男・本気のパン教室」最終発表は12月10日(土)「カフェやすらぎ」で開催されるイベントにて、彼らが作ったパンを提供します。
次回から早速、パンの特訓がスタート!彼らのこれからの成長にぜひご注目ください。

「男・本気のパン教室」開催概要はこちら
昨年度の「男・本気のパン教室」についてはこちら

2016年3月11日(金)~4月24日(日)



KIITOアーティスト・イン・レジデンス2015 クロエ・マイネックの成果発表として、「Kobe Music Memory Box」の展示を行いました。


デザイナー・インベンターのクロエ・マイネックは、2015年10月に開催した、高齢社会におけるクリエイティブな生き方を提案した企画展「LIFE IS CREATIVE展 高齢社会における、人生のつくり方。」に合わせて、約1か月間神戸に滞在して、神戸の人たちの思い出を集めた「Kobe Music Memory Box」制作のためのリサーチを行いました。本展は、滞在終了後に英国ブリストルで制作を続け、完成させた作品を公開・展示したものです。KIITOのこれまでのプロジェクト・アーカイブとなっている1階+クリエイティブ・スタジオの一角にコーナーを作って展示をしました。



合わせてリーフレットも制作。Kobe Music Memory Boxの概要説明、今回収められた思い出と音楽の一部が掲載されています。(→PDF版はこちら)

会期中には、取材にご協力くださったご家族や施設の方にもご来場いただきました。取材の成果が実際に目の前でかたちになっているようすを喜んでくださいました。ミニチュアになっても、ひと目見てこれが思い出の品だと分かったわ、と言ってくださる方もいらっしゃいました。


会場にノートを設置して、来場者の方から感想やフィードバックをいただきました。音楽再生のシステムについて詳細なアドバイスを書き込んでくださった方も。
いただいたご意見はクロエに伝え、これも今後のMusic Memory Boxのさらなる改良に活かされます。

KIITOでのレジデンス終了後も、クロエは世界各地でトークを行ったり、Music Memory Boxを出展したりと研鑽を積んでいるようです。引き続きその動向や進化に注目したいと思います。


撮影:芦田博人(人物の入った2点)/飯川雄大(Kobe Music Memory Box作品カット2点)


KIITOアーティスト・イン・レジデンス2015 クロエ・マイネック 開催概要
LIFE IS CREATIVE展 クロエ・マイネック アーティストトーク 開催概要レポート
「LIFE IS CREATIVE展 高齢社会における、人生のつくり方。」 開催概要


2015年10月25日(日)

いよいよ展覧会の最終日となる10月25日に、20日間の会期を振り返りと、今後の高齢社会にむけて展覧会で行ったことがどうつながっていくかの展望を明確にするトークを行いました。

EMP_close_01



①シニアメディアラボ
このラボでは、「1.高齢社会においてどんな情報が必要なのか?」「2.それを知るためにどんな情報媒体が必要なのか?」「3.読む、書く、聞く、調べるがコミュニケーションのきかっけになりえるのか?」という3つのテーマをもとに展示やトークを行いました。

<地域情報誌「omusubi」>
今まで4年間、東灘区社会福祉協議会と協働で行い、地域のリタイアした人、大学生、コピーライター、デザイナー、KIITOが一緒になりチームを組んでつくってきた情報誌「omusubi」の、これまでの展示と、これからを考える試みをしました。
10月12月(月・祝)には、今まで「omusubi」に関わった人たちに来ていただき、さらにこれから関わりたい方々と、「omusubiトーク 地域情報紙 プロジェクトのこれまでとこれから」を行いました。参加した方の中から出た意見としてとても面白かったのは、情報誌が自分ができる関わり(役割)方を見つける舞台になっているということです。会期中に「omusubi」第3号制作のキックオフミーティングを行ったのですが、新たにラボに関わったメンバーが興味を持ってくださったりと、今後に向けて新しい展開を生み出していました。

<トーク・アラウンド・ザ・ブックス>
「プロの書店員が選ぶ65歳からの1冊」という企画で、歳を経たからこそ楽しめる本をセレクトし、書籍を紹介するブックリストの展示を行いました。
10月18日(日)にはトーク「トーク・アラウンド・ザ・ブックス 」を行いました。

<編集を学ぶかべ新聞部>
壁新聞が最近なくなっている中で、壁に貼っているものをみんなで共有しながら読むことは新しいコミュニケーションを生むのではないかと考え、10月17日(土)にワークショップ「編集を学ぶかべ新聞部」を行いました。
参加者が実際に街に出て取材をする中で、高齢者が自然と集まる輪があることなど新たな発見がありました。



②食ラボ
地域に関わっている食のプログラムのリサーチやヒアリングをし、展示を行いました。
地域で月1~2回行われている「ふれいあい給食」に関して既存のメニューをリサーチし、料理研究家の坂本先生にアドバイスをいただき、スパイスを足して味に変化をもたらしたり、盛り付けで彩良くする方法など、簡単にアレンジできるメニューの提案をしました。
もう1つリサーチの中で多かったものが、男性向けの料理教室です。既存のプログラムは自分のためのものが多いが、本気の料理を学び誰かのために作るという内容があっても良いのではないかということで、全4回の「男・本気のパン教室」を会期中に行いました。参加者は50歳以上の男性6名で、サ・マーシュの西川シェフ指導のもと、パン作りを学びました。10月17日(土)には「ライフ イズ クリエイティブ カフェ」を開催しました。

会場に、「男・本気のパン教室」に参加していた方が来ており、参加されての感想を聞いたところ、「最初は、2日間でパン作りを習得するなんて無理だと思ったが、シェフに丁寧に教えてもらえたことと、メンバーの結束が強かったことで、カフェ当日のパン作りを満喫できた。」「今回参加したことで、家族にも喜ばれた。」「今後も、場があればぜひまた集まってやりたい。」という声をいただきました。



③公園ラボ
「健康」をテーマにリサーチをしました。会場内には、遊具メーカーの株式会社コトブキさんにご協力いただき、健康遊具の展示を行いました。健康公園のリサーチも行い、現状、高齢者にとても人気がある公園がどういったものかを展示し、さらに、公園に対する「こんなことができたらいい」「こんな場所があったらいい」というアイディアを募り、その場に貼っていってもらいました。
会期中には、全3回のワークショップ「公園×シニア×健康の未来を描こう」を行いました。国内・海外の公園の事例をリサーチからはじめたのですが、参加者からは「久々に公園に行った」「公園にこんなに健康遊具があるとは知らなかった」という意見がありました。最後には、その場で「こんな公園があったらいい」といアイディアを、絵を描いたり粘土や紙を使って立体にしてもらい、発表を行いました。



④オールドタウンラボ
このラボでは、「高齢者のスキルをまちでどう生かすか」「高齢者と他の世代がどう交流したらよいか」という2つのキーワードがありました。いくつかオールドタウンの事例をリサーチしていく中で、オールドタウンと呼ばれているものの、そのまちにはキーマンとなる元気な高齢者がおり、その人がいかに他の地域の高齢者に役割を与え、何か催事等に巻き込むかどうかがとても重要だということに気づきました。そのため、今回の展覧会では、以前に開催した+クリエイティブゼミvol.3まちづくり編
で繋がりのある須磨区高尾台を題材に、キーマン含め巡民の方がどうやってつながっているかを図式化した「つながりMAP」と、高尾台で行われている多世代の住民が参加できる様々なイベントをリストアップした「高尾台の1年間」というものを制作し、展示しました。
その他、高齢者のスキルを活かしたり、スキルアップの場を創出できないかと思い、展覧会の会場設営を高齢者の方と一緒に行う「ものづくり講座」を実施しました。建築家の方々に講師になっていただき、事前講習で道具の使い方や会場設計のコンセプトを学び、実際に3日間かけて各ブースのファサード(木の枠組み)を制作しました。
10月11日(日)には、ワークショップ「いきいきとした地域づくりにおける高齢者の役割」を行いました。実際に参加者の中に、大学生と高齢者の方が一緒になってグループディスカッションを行っており、



⑤恋愛ラボ
事前のリサーチのなかでとても興味深いデータがあり、シニア男性は「いつもでも恋をしていたい」、女性は「恋愛はもうとっくに卒業した」という違いがありました。そこで、シニア男性にはよりいきいきと恋を楽しんでほしい、シニア女性にはもう一度恋する気持ちをもってほしいということをテーマに展示やイベントを行いました。
新しいシニア像を提案する「モテインフォ」を設け、いくつかに分類したモテるタイプの人物像が書かれたおみくじがひける「モテみくじ」を設置しました。その他、「モテ絵馬」を設置し、来場者に「愛する人にもらいたいもの」「愛する人と行きたいところ」を書いてもらい、どういった人がモテるのかなど、リサーチを兼ねた展示をしました。
また、会期中に全4回の「おしゃれ着リメイクワークショップ」を行い、会期の最終日の10月25日(日)には「ライフ イズ クリエイティブ ファッションショー2015」を行いました。ワークショップの参加者の方からは、「このワークショップに参加しておしゃれを楽しんで自分磨きをしたことで、恋愛スイッチが入った。」という言葉をいただき、とてもいい機会が持てたと感じます。



⑥認知症プロダクトラボ
高齢者に対する海外でのプログラムはどういうものがあるのか?という興味の中で、イギリスが高齢社会に対する文化芸術からの取り組みで先進事例が多く、プロダクトの展示を行いました。
レジデンスとして、デザイナーインベンターのクロエ・メイネックさんを招聘し、作品である「Music Memory Box」を展示し、さらに神戸版Boxの制作を進めました。実際に神戸の認知症の方々やその周辺の方にヒアリングを行い、認知症の方ご本人がいきいきと思い出がよみがえる物や音楽について情報収集を行いました。実際にヒアリングをしていく中では、ご本人だけでなく家族が元気になるという姿が見受けられ、家族のためにも大きな役割を持つプロダクトだという事を感じました。これのヒアリング情報をもとに、今後、クロエさんが神戸版「Music Memory Box」の制作を進め、完成した後、KIITOで展示を行います。
その他、イギリスのデザインカウンシルが開催した認知症デザインコンペで応募された2作品の実物の展示と、イギリスの美術館が開発したアプリの展示を行い、認知症プロダクトに対する可能性を広く見せました。
10月22日(木)には「クロエ・メイネック アーティストトーク」を行い、10月23日(金)には、ブリティッシュ・カウンシルのアーツ部長、湯浅真奈美さんをお迎えして、レクチャー「高齢社会における文化芸術の可能性 英国を事例として」を行いました。



⑦防災ラボ
NPO法人プラス・アーツが実施している家族で楽しく参加できる防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」をベースに、高齢社会での新しい防災訓練が考えられないかということでリサーチと提案を行いました。
神戸の中でも、色々な工夫をして防災訓練を実施している地域がありその事例紹介と、防災食の中でも介護食を出しているメーカーがあり、その展示も行いました。
10月17日(土)にはレクチャー「高齢社会における新しい防災のカタチを多面的に考える。」を行いました。ゲストが、防災訓練のプログラムをつくり続けることがとても楽しいとおっしゃっており、大きな仕組みは考えられないけど、高齢者が参加できる工夫をチャレンジし続けているとお話しさせれていました。また、地域の中には、「誰かのために何かしたい」と思っている高齢者の方は地域におり、そういった人たちをどう巻き込んでいくかがとても重要だということが分かりました。



⑧終活ラボ
まずは「終活」の現状と今をリサーチしました。今まで遺産相続やお墓などの「死のための準備」が「終活」だった状況が、ここ数年は「残りの人生をどう生きるか」という「生」のための「終活」に変ってきたということが分かりました。そのため、「終活」の新しい可能性を探る展示を行いました。
1つめは、「これまでの終活」「新しい終活」「未来の終活」という3つに分けてアイディアをイラストにして展示を行いました。もう1つが、来場者の方々に「死」を意識して人生計画をしてもらい、"ものさし"(紙)にその内容を書いてもらう「LIFE IS TAPE」という公開ヒアリングを行いました。予想以上に、若い方々にも書いていただき、「改めて考えたらとても時間がかかった」「残りの人生の時間を考えたらいっぱいやりたいことがあった」などの感想がありました。
10月12日(月・祝)にはレクチャー「今と未来の終活のはなし」
10月21日(水)には「アルバム整理ワークショップ」を行いました。





今回のクロージングトークのはじめからおわりまでを、グラフィックファシリテーターの石橋智晴さんに絵と文字で書き残していただきました。



LIFE IS CREATIVE展 クロージング・イベント トーク「ワクワクする高齢社会にむけて」
http://kiito.jp/schedule/event/article/14566/

LIFE IS CREATIVE展 高齢社会における、人生のつくり方。
http://kiito.jp/schedule/exhibition/article/13681/

ページの先頭へ戻る