2015/10/24
イベントレポート
2015年10月17日(土)
「LIFE IS CREATIVE展」食ラボ企画として開催した「男・本気のパン教室」の成果発表として、パン教室メンバーと子ども店員による1日限定のカフェ「ライフ イズ クリエイティブ カフェ」をオープンしました。パンとドリンクのセット100円で提供しました。
パンづくりは、50歳以上の男性限定で集まった6人が、神戸中央区・北野にあるベーカリー「サ・マーシュ」の西川功晃シェフに事前に2日間指導していただきました。本番前日にもメンバーが集まり、パンづくりやオペレーションの確認を行いました。練習では失敗を重ね、本番では今まで一番良いできのパンを焼くことができました。パンづくりが間に合わないほど大盛況でした。子ど店員も、はじめは少し恥ずかしそうでしたが、カフェが忙しくなるにつれ、声も出るようになり、大忙しのカフェをしっかり切り盛りしてくれました。お客さんもパンがとてもおいしいと満足していただけました。
販売のパンは、チーズと野菜の入ったパンの2種類を作りました。材料の計量から始まり、生地を作ります。お店での練習を思い出しながら、各作業を分担しながら行いました。生地を作る人、具材を混ぜ込む人、発酵を管理する人、メンバー同士声をかけ合いながら手際よく進めていきました。前日練習でしっかり発酵時間が取れず失敗していましたが、本番は温度管理もバッチリでした。焼く準備ができたら、オリーブオイルをしっかり塗ってオーブンに入れます。焼き時間の間も次の準備に移ります。15分後、1回目のパンが焼きあがりました。焼き目もきれいにつき、おいしそうなパンが焼けました。メンバーも満足な出来です。パンを子ども店員に渡し、お客さんへ提供してもらいます。休憩する間もなく、100セットのパンを焼き上げました。さすがにメンバーもお疲れの様子でしたが、おいしいパンが焼け、ほっとしていました。
小学校3年生から中学校3年生までの子どもを募集し、集まった6名は店員をするのは初めてです。サポーターのお姉さんに挨拶や注文の聞き方、ドリンクの提供方法、お客さんへの渡し方など、細部までしっかり指導していただきました。顔を合わせるのは初めてなので、挨拶の声も小さく、少し心配でしたが、カフェが始まると、次第に声も大きくなり、店員として一生懸命取り組んでいました。コーヒーの提供は地域で行われている介護予防カフェなどでも使われているバリスタマシーンをネスレ日本様よりお借りしました。オープン中は、うれしいことにひっきりなしにお客さんが訪れ、とても忙しかったですが、子どもたちも楽しんでくれたようです。
閉店の16時に限定100セットがちょうど完売しました。閉店後みんなで片づけを行い、振り返り会を行いました。パンづくりメンバーは、お店での練習中は本当に自分たちだけでパンを焼くことができるのか不安だったようですが、本番で自分たちも満足のいくパンをつくることができ大変良かった、今後もこのメンバーでパンづくりしたいとおっしゃっていました。子ども店員もとても楽しかった、店員はこんなに大変なのだと初めて分かったと、今までにない経験ができたようです。またこのメンバーでチャレンジしていければと思います。パンメンバーの次の目標は「あんパン」とのことです。地域で行われているさまざまな活動にも、パンづくりで学んだ知識を生かし活躍しいってもらいたいと思います。
男・本気のパン教室
http://kiito.jp/schedule/workshop/article/13921/
LIFE IS CREATIVE展 高齢社会における、人生のつくり方。
http://kiito.jp/schedule/exhibition/article/13681/