3/12 Tue
LECTURE
KIITO:300
FARM
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)では、社会貢献活動、地域活動を支援する「KIITO:300 ファーム」の取り組みとして、第4回「地域課題解決+クリエイティブトーク」を開催します。
住みたいと思える地域や社会ってなんだろう、そんな社会をつくるにはどうすればいいんだろう?
多様な人々が共に暮らす地域社会には様々な課題や複雑さがあり、働きかけるために事業を起ちあげる人がいます。今回は、飲食を通して主にアジア出身の女性の社会との接点をつくる神戸アジアン食堂バルSALA代表の奥尚子さん、多様なルーツを持つ人々が暮らす日本社会の複雑さをウェブマガジンで伝える『ニッポン複雑紀行』編集長の望月優大さんをゲストにお迎えします。共に生きる人々の背景や現実と丁寧に向き合い考え続けるお2人の視点から、住みたい社会をつくる取り組みについてお話を伺います。また、港町として多様な文化を受け入れ、様々なルーツを持つ人々が暮らしてきた神戸のまちのこれからのあり方について想いを巡らせます。
「神戸アジアン食堂バルSALA」について
コンセプトは「Empowerment of all people〜全ての人々がエンパワーメントされる社会〜」。国籍も関係なく、男性も女性も、子供も妊婦さんも、それぞれがそれぞれのお互いの価値を認め合い、自分の価値も認められる社会のEMPOWERの場、きっかけとなることを願い、飲食事業を中心に就労が困難な滞日アジア人女性の「自分の強みで働ける」雇用の場をより多く創出することを目指している。就労をきっかけに「EMPOWERMENT」され自立した女性たちが自分と同じ境遇にある女性たちを「SALA」というビジネスを通し更に「EMPOWERMENT」する側へとサイクルを拡大させ、堂々と胸を張って日本社会で生活できる滞日アジア人女性を増やすことを目的としている。
『ニッポン複雑紀行』について
日本の移民文化・移民事情を伝えるウェブマガジン。認定NPO法人難民支援協会が2017年から運営を開始し、ライターの望月優大が編集長を務める。「ニッポンは複雑だ。複雑でいいし、複雑な方がもっといい。」をコンセプトに、日本各地で暮らす様々なルーツを持つ方たち、地域での支援に関わる人々などへのインタビューを行ってきた。今年、初の書籍化となる『密航のち洗濯——ときどき作家』を刊行(柏書房、2024年)。
【KIITO:300 FARMとは】
「KIITO:300 ファーム」は、大学、企業、NPOなどを対象としたプラットフォームです。
社会貢献活動の支援や相談を行う窓口業務、一般の方にも参加いただけるトークイベントやレクチャーなどを実施します。活動を通して、社会との関わりと人々のつながりを広げます。
【チラシ】
design:美馬智
神戸アジアン食堂バルSALA
https://kobe-sala.asia/
神戸市出身。関西学院大学人間福祉学部社会起業学科在学中に、日本の社会に馴染めないアジア人女性達と料理を通じて交流を深める。卒業後、リクルートライフスタイルで3年間勤務した後、2016年7月「神戸アジア…(続きを表示)
『ニッポン複雑紀行』編集長
https://www.refugee.or.jp/fukuzatsu/#gsc.tab=0
ライター。認定NPO法人難民支援協会が運営するウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』の編集長を務める。様々な社会問題に取り組む非営利団体の支援にも携わっている。近刊に『密航のち洗濯——ときどき作家』(柏書…(続きを表示)
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