2013/10/31
イベントレポート
10月4日(金)から24日(木)までの18日間(※休館日除く)、主にアジア圏で取り組まれている優れ視点を持つ防災活動を一堂に集め紹介する展覧会、「EARTH MANUAL PROJECT展」を開催いたしました。
※展覧会の開催概要はこちら
日本をはじめ、自然災害が多発しているインドネシア・タイ・フィリピンなどの国々や地域の「+クリエイティブ」な視点を持つ防災・復興支援についての取り組みや活動をリサーチし、特に優れた国内14活動、海外9活動について取り上げ、その背景やプロセス、またクリエイターがどのような姿勢で自然災害や活動に向き合っていったのかを紹介する展示を行いました。
今回の展示では、取材から見えてきたクリエイターたちの思いや活動の流れ、今後の課題を、パネルで詳しく紹介しました。
それぞれの活動のメインコピーと活動のキーワードとなるキャッチコピーは、コピーライターの岡本欣也さんに、パネルの構成やメインビジュアル等のディレクションとデザインを、アートディレクターの寄藤文平さんに担当していただきました。
会場構成は建築家の曽我部昌史さんが担当し、木製のパレットと既存の椅子などの什器を使用したとても迫力のある会場となりました。
会場では、各プロジェクトのブースに、その活動の概要が書かれたマニュアル(紙面)が自由に取っていけるよう設置されており、集められたマニュアルは、製本してオリジナルの“マニュアル冊子”にして持ち帰ることができるよう、製本スペースが設置されました。
展示以外では、日本、インドネシア、タイ、フィリピンからゲストを招聘し、活動に関して詳しく内容を聴くレクチャーやトークイベントとともに、彼らの活動のノウハウを体得できるワークショップを開催しました。
また、楽しみながら防災の知識や技を学ぶプログラム「イザ!カエルキャラバン! in KIITO」、神戸の料理人が考案した炊き出しメニューを味わいながら非常時の「食」への備えや工夫への理解を深める「世界のTAKIDASHIキッチン」など、家族で参加し、聴き、学び、つくるといった複合的な体験ができるプログラムを開催しました。
▼コミュニティ・アーキテクト イカプトラ三夜連続レクチャー
[第一夜]
■10月16日(水) 19:00~21:30
住み続けながら拡張する復興住宅「コアハウス」
[第二夜]
■10月17日(木) 19:00~21:30
クリエイターは復興期の被災地とどのように関わっていくべきか
[第三夜]
■10月18日(金) 19:00~21:30
国境を越えて、BOSAIを地域に根付かせる試み~イザ!カエルキャラバンの事例から学ぶ~
■10月19日(土)・20日(日) 13:00~16:00
「イザ!カエルキャラバン!in KIITO」