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2014/8/6

イベントレポート

「ちびっこうべ2014」 シェフチーム13班ワークショップ1回目 レポート

2014年8月4日(月)

御影の「ケルン」で、壷井豪シェフによる13班シェフチームのワークショップを行いました。

今回は、パンを成形して焼くまでの流れを実際に体験しました。
パン屋さんでの基本はまず生地を触って扱ってみること。しっとりやわらかい生地を触らせてもらい、その後、決まった重さに切り分けて、丸めます。プロは両手を使って一気に二つ丸めてしまいますが、パン作りが初めての子どもたちは、まず片手でゆっくり、どのような原理で丸められていくかを教えてもらいながら丸めました。

今回はアンパン作りです。あんこを乗せた生地を少しずつ端から伸ばして包んでいきます。すごい集中力であっというまに何十個ものアンパンができました。
包み終わったあと、みんなアンパン好き?と聞くと、なんと5人中3人が好きじゃないと答えました。壷井シェフびっくり、前日似たような状況を目にしていたスタッフもびっくりです。急遽、いつもは平焼きのカレーパンに使っているカレーペーストが登場し、カレーパンを作らせてもらえることになりました。

カレーパンが作れると決まった瞬間、子どもたちがパッと笑顔になり、うきうきしはじめました。このカレーペーストは、急遽出してくれたものなので、具を包む丸いパンにするにはやわらかくて、とても包みにくく難しいのだそうです。確かに、アンパンを作るときには、手で包み込むように持ってあんこを生地で覆うようにしていくと、だんだんあんこが生地の中に埋まっていきましたが、カレーあんの場合はそうしてもどんどんあんが出てきてしまいます。へらで押さえつけながら、少しずつ包むのがコツのようです。
それでも、カレーパンが作れるという嬉しさと、アンパン作りで覚えた感覚で、子どもたちはとてもうまく、そして早く包むことができていました。

パン作りの工程では、生地を発酵させたり休ませたりする待ち時間が何回かあります。その時間には、アイデアスケッチを発表したり、本番で作る「ブリオッシュクッキーサンド」を見せてもらったりしました。最後の方には、壷井シェフと子どもたちはすっかり仲良くなっていました。

みんな猛烈な勢いで作ったのと、急遽カレーパンが増えたので、結果、とてもたくさんのパンが焼きあがりました。焼き立てをその場で食べたいかと思いきや、持って帰って家族と食べたいという子どもが多数でした。家族思いですね。

次回、13班は、本番で作る「ブリオッシュクッキーサンド」を実際に作ります。

photo: 辻本しんこ

ちびっこうべ2014
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