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2015/7/13

イベントレポート

+クリエイティブゼミvol.12 まちづくり編 「これからの公園のあり方について考える。」公園活用トライアル レポート

2015年7月5日(日)

昨年11月~今年2月にかけて開催した、+クリエイティブゼミvol.12 まちづくり編 「これからの公園のあり方について考える。」から生まれた公園活用のためのアイデアが、一つ実現しました。

+クリエイティブゼミvol.3まちづくり編「ニュータウンの「オールドタウン化問題」について考える。」のモデル地区となった、神戸市須磨区・高尾台西公園にて、レンガを組んだ仮設の窯を使い、手作りのピザを焼くイベントが行われました。高尾台・水野町まちづくり協議会が主体となり、公園ゼミ生もサポートとして参加。子供から大人まで約100名が参加、大盛況となりました。


使用したレンガは約200個。大人が指揮を執り、子供たちもレンガ積みに参加しました。30分程で、あっという間に窯が完成。竹筒を吹いたり、ポンプを踏んで窯に空気を入れる作業は順番待ちに。子供たちは窯作り、火起こしを楽しんでいたようです。薪で火を起こし始め、ピザ焼きに適した温度になるまで約1時間。
途中、薪が足りなくなるというアクシデントがあるも、子供たちも一緒に近くの森から木々を集めて、新たに薪が作られました。

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火の温度を調整している間、隣の集会所ではピザ生地作りがスタート。神戸のパン屋さん「ケルン」壷井豪氏(オーナーシェフ)が講師となり、25名ずつ、2回に分かれて教室が開催されました。
粉を混ぜるところから始まり、机を直に使い、ひたすらこねる。力がいるので、子供たちは悪戦苦闘。一方、ベテラン主婦たちはさすがの腕前で、早々にきれいな生地を完成させていました。
ピザはスタンダードなトマトソースにバジルのピザ。ピザ窯トライアルのために公園ゼミ生が育てたバジルを鉢から直接摘み、ピザのトッピングに。

窯の中の温度は少しずつ下がっていくため、一度の焼きにかける時間は2分30秒、2分45秒、3分…と少しずつ調整していきます。この窯の大きさでは一度に焼けるのは2枚。約25回ローテーションし、時間はかかりましたが、一人一人、手作りのおいしいピザが完成!おまけのフォカッチャまで、全部焼くことができました。ゼミ生も、生地作り教室のサポートに、ピザ焼き作業に活躍していました。

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イベントを行うまでに、何度か窯の実験を行いました。レンガの組み方、温度調整方法、焼きにかける時間の調節など、回を重ねる毎に改善点が見え、ピザの完成度が高くなっています。

地域住民の力で、手でものを作ることを通して、まちの人々が集える場を作ること。今回、そのツールとしての役割をピザ窯が担っていました。

ゼミは終了しましたが、公園の活用についてのトライアルはこれからも続きます。その実践の様子を、今後もこのウェブサイトで随時ご報告していきます。

写真提供:株式会社コトブキ

+クリエイティブゼミvol.12 まちづくり編 「これからの公園のあり方について考える。」
http://kiito.jp/schedule/seminar/article/10142/

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