2016/12/13
イベントレポート
2016年11月3日(日)
着物地を使い、自分だけのワンピースを仕立てる「大人の洋裁教室」第3回目。今日は、前回から引き続いて裁断作業を行い、ミシンでの縫製作業に入ります。
参加者のみなさんには、今回の『大人の洋裁教室』の裁断作業のために、新しい道具を購入してもらいました。『ローラーカッター』という、丸い円形の刃がついた洋裁作業用のカッター。裁ちばさみなどで裁断を行うことが多いかと思いますが、この道具を使うと、生地と型紙がずれにくく、少ない力できれいに裁断を進めることができるのだそう。
洋裁の経験が豊富な方が多い参加者のみなさんでしたが、この道具を使うのは初めてとのことで、はじめは慣れない様子でしたが、洋裁歴の長い方はそれだけ勘が備わっているようで、コツをつかむとすいすいとスムーズに裁断を進めていました。
また、生地の端を処理する『ロックミシン』もみなさん「初めて!」とのこと。生地の端処理は、家庭用ミシンなどでもできるそうですが、こちらはやはりプロ仕様。仕上げの美しさが違います。さっそく真剣に購入を検討されている参加者の方もいました。
各パーツの準備が終わると、縫いあわせる作業に入ります。ミシンは皆さん手慣れたもので、講師のサポートもほとんど必要ない様子で進めていきます。中にはミシンがちょっと苦手…という方もいたのですが、学生のアシスタントスタッフが付き添い、楽しく会話をしながらリラックスして進めていました。縫製作業は、やはり時間がかかるので、緊張感のある時間が続きますが、集中力が途切れることはなく、作業を進めます。
朝10:00~16:00までのワークショップなので、お昼休憩やおやつ休憩をはさむのですが、休憩中に話すことはやっぱり趣味の洋裁のお話。「ここの縫い針がおすすめよ!」と情報交換の時間です。また、今回のワークショップを経て、「もっと洋裁への興味が深まった!」とお話をいただき、「家族や友達に教える立場になってみたい!」「自分の地域でも、こうして同じ趣味で集まれる場をつくりたい。」という、意欲あふれるご意見もたくさんいただきました。
次回も、完成に向けて引き続き縫製作業を進めます。
※今回のワークショップは、「明るく健やかな高齢社会の実現を探る『LIFE IS CREATIVE展』 東京展(2017/2/3(金)~12(日)」関連企画として開催しています。製作の様子や成果物は、上記展覧会で展示予定です。
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