8/5 Mon
LECTURE
インフォグラフィックスは、様々なデータから情報を見つけ出し、目に見える形にして伝えるデザインです。身の回りには、相手に伝えたいという思いでつくられたものでも、理解できない、間違ってしまうものがたくさんあります。これは相手の気持や視線を深く考えてないのが原因です。事例を紹介しつつ、どこに問題があるのか探りながら、伝わるデザインのためのコツを考えたいと思います。
わたしの故郷は宮城県の女川町です。明治三陸津波から東日本大震災までの115年間で4回の大きな津波に襲われました。そこで生まれ育ち、チリ地震津波の経験がありながら、また津波から逃げるための先人からのメッセージが身近にあったのに気がつかなかった。大学で地理を学び、コミュニケーションデザインを生業にしているにも関わらず、故郷のために何の行動もしてこなかったことが何とも悔しい。いま「つなぐ」ことが最も大切なデザインだと思っています。
+クリエイティブゼミvol.7 防災+まちづくり+観光編
「神戸発:日常的にも活用される津波避難情報板を企画する」
http://kiito.jp/schedule/seminar/article/4227/
株式会社チューブグラフィックス
http://www.tubegraphics.co.jp/
1956年、宮城県女川町生まれ。明治大学卒(地理学)。1986年、(株)チューブグラフィックス設立。代表取締役。1995年、SND Malofiej Infographics Awardsで金賞受賞。…(続きを表示)
1968年兵庫県生まれ。企画・プロデューサー。1993年大阪大学大学院修了後、大手建設会社勤務を経て、2001年「iop都市文化創造研究所」を設立。2006年「NPO法人プラス・アーツ」設立。2012…(続きを表示)