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2018/3/9

REPORT

「+クリエイティブゼミ vol.27 まちづくり(公園)編 「仮設のピザ窯に続く、まちの公園をみんなの場所にするためのプログラムを考える」」第2回レポート

3月6日(火)

去る3月6日(火)に、「+クリエイティブゼミ vol.27 まちづくり(公園)編 「仮設のピザ窯に続く、まちの公園をみんなの場所にするためのプログラムを考える」」(公園ゼミ)の第2回目が開催されました。第1回目では自己紹介とレクチャー、グループ分けが行われ、今回は公園の利用者層に応じて、「高校・大学生」、「社会人」、「ファミリー」、「高齢者」という4つのグループが成立しました。前回からの2週間の期間で、それぞれのグループが、テーマに応じたリサーチを行ってきました。この2週間のうちに、リサーチ状況を確認するため、自主的にメンバーどうしが集まったグループもあったようです。

第2回目では、チームごとでグループワークを行います。グループワークでは、リサーチの内容や、リサーチして見つけたことや気づいたことを出し合い、たくさんのアイデアの中の共通点を見つけ出し、チームとしての課題を設定することを目指します。最初の1時間は、お互いのリサーチの結果をどんどん出し合う場面が続きます。机の上には様々なキーワードが書かれた色とりどりの付箋がならんでいきます。

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たくさんのキーワードが出て、どのグループも共通点を見つけ出そうかというところで、今回は一旦、各チームのグループワークの状況を発表してもらうことになりました。以下、順番に各チームのリサーチ状況を紹介していきます。

「高校・大学生」
「高校・大学生」チームは、最初は大まかに、中・高・大学生を対象にしていたのですが、この中で、どの層が一番公園を利用していないかと考えて、高校生が一番公園に利用していないという想定で、今回のグループワークを進めることになりました。

このチームが投げかけた疑問は、「公園に行っていないとしたら、高校生にとって何がトレンドだったり、ハマっていたりするのか」。その疑問に対して、チーム内では、メインの情報源や遊びのツールはSNSが大部分なのではないか、その中で、バイトのことで盛り上がったり、ドラマやマンガといったメディアを楽しんでいるのではないか、という意見がでたとのことでした。

意見を出し合う中で、このチームが見出したポイントが、「公園は高校生にとって、むしろ非日常的なものなのではないか」ということでした。それにな対して、行くことじたいが特別に感じるようなことはないか、SNSで色々な話を交わしているとしたら、実際に何かを公園でしてもらえるようにするにはどうすればよいか、という観点で議論が進んでいるようです。

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「ファミリー」
「ファミリー」チームは、この日のグループワークでも、たくさんのアイデアが出て、議論も盛り上がっていました。一方で、たくさん出るのはいいが、1つのアイデアにこだわりすぎないようにと意識したとのことでした。「やりたい」にとらわれず、アイデアの形が変わったり、他とつながったりすることを重視した結果、「音楽」、「スポーツ」、「食べる」といったキーワードが新たに出てきたそうです。

次に、「ファミリー」という観点から公園を考えたときの「水の人」は誰かなのかと問いを立てて、「保護者」や「親」チームのターゲットとして想定することになりました。「保護者」が公園にやってくる状況を考えてみると、仕事帰りであったり、時々ふらっと寄ったりと、ヘビーユーザーとは異なる利用をしていることが多いようです。そうしたヘビーユーザーではない人が少しずつ周りを巻き込みながら公園に近づけるようすること、何かをみんなで作る機会を設けたり、一緒に遊んだりする機会を設けたり、そういった方向で提案を組み立て始めているとのことでした。

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「高齢者」
「高齢者」チームは、高齢者の多くが健康に意識が高いというところに着目しているそうです。一方で、高齢者が公園に行く動機を考ると、ちょっと散歩のために家から出て立ち寄ったり、ゆっくりするなど、何かをするところとは思われていないのでは、ということを問題として感じているとのことでした。

そこで、簡単にできる体を動かす機会を提供するということを考えているそうで、ヨガや太極拳、あるいは、難しくなく、誰でも最初の差がなく始められるニュースポーツなどが、内容としてあがっていました。

実現する手段としては、街区公園に関わっている自治会にアプローチして、共同で何かを催すという方法を検討しているそうで、できることをまとめたカタログを作成して、それをもとに自治会に提案をする、という意見も出ていました。カタログに盛り込む案として「究極の炊き出し」や「子どもと高齢者の将棋」などが、具体的に話し合われたようです。

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「社会人」

「社会人」チームはリサーチを始めるにあたって、「社会人」の範囲があまりに広すぎることに最初は困ったそうです。「社会人」は働いている人全てを包含しているような言葉です。そこで、まず対象を一気にしぼることからグループワークがスタートしました。メンバーのうちの1名が20代だったことから、「社会人」チームは20代の男女をターゲットにしたそうです。

ご本人にとっては、自分自身が公園に行っていない、忙しいしなかなか行けない。機会は日曜の休みくらいだけど、何かするという感じではないし、では自分でも行ける、行きたくなるにはどうしたらいいか、というふうに、実際の経験から、実態と問題意識を見つけ出していったとのことです。

20代の社会人が求めていることを考えたときに、キャリアアップや自身の成長できる機会がほしい、一方で、忙しいときの憩いの場がほしい、また、夜遅いので、遅くに行っても不審者がられない公園があれば、という意見が出たそうです。

また、朝が食べられない人に向けた「朝食会」や、昼、車の中で休んでいる人が多いので、そうした人たちが休める「ドライブスルー公園」など、具体的な企画も出てきているとのことでした。

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報告の後も、盛んに議論が行われていました。上記のように、チーム内で出された意見を通じて、各チームが自分たちの課題や企画のきっかけをつかみつつあるようです。

次回、第3回もグループワークの時間となります。それぞれのチームの課題に対して、実際に何ができるかを検討していくことになります。どんな提案が出てくるか、次回のゼミも面白くなりそうです。

「+クリエイティブゼミ vol.27 まちづくり(公園)編 「仮設のピザ窯に続く、まちの公園をみんなの場所にするためのプログラムを考える」」

これまでの公園ゼミ
+クリエイティブゼミvol.12 まちづくり編 これからの公園のあり方について考える。
+クリエイティブゼミ vol.12 まちづくり編 特別版 KIITO×Collective Dialogue「これからの公園のプロトタイプを試行する」公開セッション
+クリエイティブゼミvol.18 まちづくり編 これからの公園のあり方について考える part.2「公園×健康」
+クリエイティブゼミ vol.23 まちづくり編 公園と地域をつなぐ仕組みを考える。