6/28 Tue - 8/2 Tue
SEMINAR
大阪大学COデザインセンター山崎吾郎氏と協働し、フィールドワークに重点を置く「文化人類学」の観点から「リサーチ」にフォーカスした「+クリエイティブゼミ リサーチャー養成編」を開催しています。この度「空き家」をテーマとした「+クリエイティブゼミvol.37リサーチャー養成編」を開講いたします。
人口減少に歯止めがきかない日本では、増え続ける空き家が全国的に大きな社会問題となっています。全国各地では様々な空き家対策の取り組みが行われ、住居利用にとどまらない多様な活用方法が実践されています。今回のゼミでは、神戸市長田区を対象エリアに設定し、リサーチ手法や神戸市の現状などを学びながら「空き家」について参加者と共に考えます。リサーチ手法や空き家について興味関心をお持ちの方はぜひお申し込みください。
|スケジュール|
第1回 6月28日(火)19:15-21:15 課題発表、レクチャー レポートはこちら
第2回 7月5日(火)19:15-21:15 レクチャー レポートはこちら
第3回 7月12日(火)19:15-21:15 ミニレクチャー、グループワーク レポートはこちら
第4回 7月19日(火)19:15-21:15 グループワーク レポートはこちら
第5回 7月26日(火)19:15-21:15 ミニレクチャー、グループワーク レポートはこちら
第6回 8月2日(火)19:15-21:15 最終発表会 レポートはこちら
フィールドワーク 7月17日(土)12:30‐15:30
講師コメント
山崎吾郎|大阪大学COデザインセンター
2021年の出生率は過去最少の81万人、15年連続の減少と報じられました。日本の各地で「空き家」が問題となる背景に、人口減少があることは間違いないでしょう。しかしながら「空き家」と一口にいっても、中山間地域でみられる「空き家」もあれば、神戸のような都市でみられる「空き家」もあり、それぞれに問題の現れ方も、目指そうとする社会のイメージも決して同じではありません。「空き家」は、一律に正解を求められるような問題ではないのです。問題をどう把握したらよいか、そのためにどんなリサーチが必要になるか、そして問題に即した対策とはどういったものか、「こうあってほしい」未来を思い浮かべながら、参加者の多様な視点を持ち寄って考えてみたいと思います。
永田宏和|デザイン・クリエイティブセンター神戸
2020年度の「+クリエイティブゼミvol.35まちづくり編」でも「空き家」をテーマにゼミを開講しましたが、コロナ禍の影響などもありアクションプランの実践に至らず、効果検証もできないまま消化不良の状態となっています。そうした中でも全国、神戸市内の「空き家」は増え続けており、まちの活力低下、治安の悪化など問題は山積みの状況です。一言で「空き家」といっても空き家の建つ場所や地域によって状況は異なります。「空き家」を取り巻く複雑に絡まり合った多くの「?」を一つ一つ丁寧に調べながら解きほぐし、その要因を明らかにしていくことが、いまとても重要だと私たちは感じています。リサーチ手法や神戸市の現状、実施している対策などを学びながら、空き家について参加者とともにじっくり考えてみたいと思います
以前のリサーチャーゼミの様子
以前のリサーチャーゼミ概要
http://kiito.jp/schedule/seminar/articles/34396/
1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(人間科学)。
専門は文化人類学。
主な仕事に『臓器移植の人類学:身体の贈与と情動の経済』(単著、世界思想社、2015年…(続きを表示)
1968年兵庫県生まれ。企画・プロデューサー。1993年大阪大学大学院修了後、大手建設会社勤務を経て、2001年「iop都市文化創造研究所」を設立。2006年「NPO法人プラス・アーツ」設立。2012…(続きを表示)
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