SCHEDULE SCHEDULE

1/13 Sat, 1/27 Sat

LECTURE

神戸スタディーズ#6 「”KOBE”を語る―GHQと神戸のまち」

神戸スタディーズ#6 「”KOBE”を語る―GHQと神戸のまち」

GHQ占領期の神戸の暮らしを学び、語り合う。

第二次世界大戦後の1945年9月からサンフランシスコ平和条約発効の1952年4月まで、GHQ(General Headquarters=連合国占領軍)に日本が占領されていたことをご存知ですか?
戦時下の神戸については、これまで長い時間をかけて少しずつ解明されてきました。
しかし、戦後の神戸にGHQが駐留していたことや、その時期の暮らしに関する記憶は、十分には語り継がれておらず、いまだ知られていないことが多くあります。
その主な理由は、神戸には当時の状況を記録した資料が限られてきたこと、そして、戦後の暮らしや“進駐軍”について語られる機会がなかったことにあるでしょう。
2016年には神戸スタディーズ#4として、“KOBE”のイメージを解し、
まちの痕跡や人々の暮らしから神戸のまちを捉えなおす企画を実施しました。
神戸スタディーズ#6は、GHQ占領期の神戸のまちについて、日米の記録史料をもとに位置づけ解説するレクチャーと、実際にここに暮らした方々が語りあう公開ヒアリングを行います。

【プログラム】
第1回:レクチャー「GHQと神戸のまち」 2018/1/13土 14:00-16:00
1945年9月25日、空襲を受けて焼け野原となった神戸にGHQが駐留を始めました。
三宮駅南側には広大なイースト・キャンプが置かれ、焼け残った建物は接収されました。
GHQ占領下神戸の実態、当時の日本における神戸の位置づけなどを講師が語ります。

第2回:公開ヒアリング 1/27土 14:00-16:00
GHQ占領下で戦後復興に向かう神戸のまちでの記憶や体験談を協力者からお聞きします。
協力者と講師・モデレーターが輪になって語りあう公開ヒアリングを通じ、
戦後、GHQのいた頃の神戸のまちでの日々の出来事をうかがいます。

第1,2回の両日ともに、定員に達しましたので申込を締め切りました。
お電話、メールともに追加の申込は受け付けておりません。申し訳ありませんが、なにとぞご了承ください。
なお、当日参加者以外への当日資料の配布は行いませんが、イベント終了後に記録冊子を制作予定です(無料、KIITOにて配布、2018年5月ごろ発行見込)。完成時にはKIITOのウェブサイトやSNSでお知らせいたします。

【参考図版】

左:1945年12月10日 旧居留地から見た三宮の焼け跡、右:1945年12月10日 鯉川筋を歩く市民。背後には旧日本郵船神戸支店が見える(ともに占領軍撮影、米国国立公文書館所蔵)

※本ワークショップのフライヤーで、右の写真のキャプション表記に誤りがありました(誤:爆撃で破壊されたオリエンタルホテル前を歩く市民)。お詫びして訂正いたします。

【「神戸スタディーズ」とは】
「神戸ってどんなまち?」と聞かれて、あなたはなんと答えるでしょうか。さまざまに語られる神戸というまちのイメージをあらためて考えるため、多様な専門分野の方を講師に迎え、これまでなかった視点で神戸を見る「神戸学」をつくる試みです。

【過去の神戸スタディーズ】
#1 神戸レイヤーマッピング 開催概要レポート
#2 地-質からみる神戸 開催概要
#3 レクチャー 垂直の空間性からみる神戸 ~大阪湾と播磨灘の水の文化を中心に~ 開催概要レポート
#4 ”KOBE”を解す―せめぎあいにみる神戸の都市史 開催概要/レポート
#5 神戸港からの眺め 開催概要レポート

レポートを読む

日 時
2018/1/13(土)、27(土) 14:00-16:00
場 所
301 , 303
参 加
無料
定 員
各回50名(申込制、先着順)
主 催
デザイン・クリエイティブセンター神戸
協 力
JSPS科研費 若手研究(B)「占領期神戸における都市空間の変容過程に関する研究」(16K21163,代表者:村上しほり)

スケジュール一覧