お知らせ・レポート

<営業日時>
火~金 11:30~18:30
土   11:30~14:30 ※その他、臨時営業あり

<臨時営業・休業等>
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6月10日(土) 15時30分まで延長営業
6月14日(水) 貸切利用のため17時までの営業
6月23日(金) 貸切利用のため17時までの営業
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KIITO BAR:6月16日(金)18:30~21:30


<問合せ>
TEL:078-385-4791
MAIL:cafe@kiito.jp
住所:神戸市中央区小野浜町1-4 デザイン・クリエイティブセンター神戸 1F

下記の場所にて個人の方を対象にKOBE Free Wi-Fi(無料公衆無線LANサービス)をご利用いただけるようになりました。
どうぞお気軽にご利用ください。

1. 利用開始日
2017.3.1(水)9:00から

2. 設置場所
1F:+クリエイティブスタジオ、中庭南側ロビー、KIITOホール、ギャラリーA・B、カフェ
2F:生糸検査所ギャラリー、ライブラリ、ギャラリーC
3F:301、302、303会議室
※電波伝搬の状況により上記場所内であっても利用できない場合があります。
※レンタルスペースでのご利用は別途施設利用申請が必要です。

3. デザイン・クリエイティブセンター神戸公衆無線LANサービス利用規約について
必ず、利用規約をお読みになり、ご了承のうえ、ご利用ください。

デザイン・クリエイティブセンター神戸公衆無線LANサービス利用規約(2017.03.01制定)

ご利用の方法については、こちらをご覧ください。

様々な分野で活躍されているデザイナーの方々にお越しいただき、仕事の紹介やその進め方、デザインの考え方や今後の活動について、お話をしていただく、デザイン・トークイベント「Designers」。

講師であるDESIGN MUSEUM LABの久慈達也さんに、お話していただいた内容をレポートにまとめていただきました。
今回のイベントに参加できなかった方も、是非こちらをご覧いただき、ミラノサローネのことや世界のデザインスクールのことに興味を持っていただくきっかけになればと思います。



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ミラノサローネ2017レポート 久慈達也さん(DESIGN MUSEUM LAB/デザインリサーチャー)
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5月26日、「ミラノサローネ2017-世界のデザインスクール最新動向-」と題して、ミラノサローネ国際家具見本市およびミラノ・デザイン・ウィークの報告会を開催した。登壇者は、神戸芸術工科大学Design Soilのディレクターとしてミラノ・デザイン・ウィーク出展を指揮した田頭章徳、デザインスクールの展示に焦点を当てて取材してきた筆者の2名である。今春ミラノでどのような特徴がみられたのか、報告内容を振り返ってみよう。

毎年4月に開催され、世界中からデザイン関係者が集まるミラノサローネ国際家具見本市。東京ビッグサイトの約4倍の広さを誇るミラノ国際展示場(Rho Fiera Milano)を舞台に、多くの家具メーカーの新作発表が行われる。本年は4月4日〜9日の会期で行われ、来場者は約34万人。この世界最大規模の家具見本市にあわせて、ミラノ市内でも様々な展示やイベントが催された。

■街全体のデザインフェア
「街全体がデザインに染まる」と形容されるが、市中心部のショールームやギャラリーはもちろん、南部のトルトーナ地区、東部のランブラーテ地区など市周縁部でも工場空間を利用してイベントが開催され、その総数を把握すること自体が難しいほどだ。世界中のデザインスクールや卒業したての若手デザイナーの出展が多いことも特徴で、企業とは異なる視点で時事問題や潜在的な社会課題などデザインの範囲を再定義するような展示もみられる。



サローネサテリテ(ミラノサローネ国際家具見本市内)

ヴェンチューラ・ランブラーテ

■7度目の出展-Design Soil
神戸芸術工科大学のデザイン・ソイル(Design Soil)も、この世界最大のデザインの祭典に2011年から出展を続けている。デザイン・ソイルは実験的なテーマで作品制作に取り組むことを目的に発足した有志のデザイン・プロジェクトで、これまでに発表された作品は国内外の企業から商品化されたほか、海外の展覧会に招待出展されるなど着実な成果を残している。今年は「GOOD LACK」をテーマに、「欠落」というモノにとってネガティブな要素を、逆転の発想で新しい機能として読み替えた作品を発表した。



デザイン・ソイル展示風景

デザイン・ソイル移動の様子

日本から海外の展示会に出展するためには様々な苦労があるが、とりわけ輸送は大きな障害となる。デザイン・ソイルも制作期間と輸送費の問題から、全ての作品と展示什器を機内受託手荷物として移動する。さらに今年は公共交通が利用できず、宿泊先から徒歩でランブラーテ会場まで1時間かけて作品を運ぶことになった。作品制作に加え、輸送、英語での作品解説と参加学生にとっては高いハードルを一つ一つクリアしながらのプロジェクトであるが、世界中のデザイン関係者に自分の作品を直接プレゼンテーションができるのは大きな魅力だ。若手デザイナーの登竜門である「サローネサテリテ」20周年にあたる本年、これまでの軌跡を振り返る展覧会「SaloneSatellite.20Years of New Creativity」が開催されたが、デザイン・ソイルの作品十数点も選出された。



デザイン・ソイル設営の様子

サローネサテリテ20周年記念展

■柔軟な発想と確かな造形感覚-Salone Satellite
サローネサテリテにはデザインスクールの出展も多数含まれる。その中ではドイツのヴァイセンゼー美術大学(Weißensee Art Academy Berlin)が頭一つ抜けていた。同校の「リアクティブライト・プロジェクト」には、炎に接するように息を吹きかけることで照度を変えられる照明作品など、センサーの使い方とプロダクトとしての造形力が高次元で融合した作品が揃っていた。サテリテには国内からも京都工芸繊維大学と名古屋工業大学が出展。京都工芸繊維大学岡田ゼミは「鏡」をテーマに作品を出展。アルミシートを折り曲げることで生まれる表情を素直に活かしたものや手製のパンを3Dモデリングで型取りしてフレームに仕立てた作品など、ユニークなアプローチが光った。



ヴァイセンゼー美術大学

京都工業繊維大学岡田ゼミ

■不安定な社会における「デザイン」—Ventura Lambrate
サローネと並んでデザインスクールの出展が多いヴェンチューラ・ランブラーテだが、ジュネーブ造形芸術大学(HEAD Geneve)と、これまで中心的な立場にあったデザイン・アカデミー・アイントホーヘン(DAE)が別のエリアに会場を移すことになった。
ランブラーテ地区では、セントラル・セント・マーチンズ(CSM)のマテリアル・フューチャーズ(Material Futures)コースを筆頭に、コンセプト重視のプレゼンテーションを行う学校が例年以上に目立った。マテリアル・フューチャーズが遺伝子操作や食の倫理観など際どいアプローチで現代社会に潜む課題を突きつけたのに対し、チェコのプラハ工芸美術大学(UMPRUM)はファストファッションを風刺するパフォーマンスで話題になった。両校の展示はミラノ・デザイン・ウィークの各主催団体が表彰する「ミラノ・デザイン・アワード」にノミネートされ、コンセプチュアルなアプローチが評価につながっている現状がうかがえた。



CSM マテリアル・フューチャーズ

プラハ工芸美術大学

ユトレヒト芸術学校(HKU)は、個人のプライバシー保護をテーマに、自作できるアンチ・ドローン銃や街頭カメラによる顔認識を阻害するヘッドギアなどを展示した。この他、「境界」を主題にしたブルグ美術大学(Burg Giebichenstein University of Art and Design Halle)など、ヨーロッパを取り巻く様々な不安要素が各校の展示をシリアスな方向へと導いていることがうかがえた。企業が生み出す「トレンド」とは異なる、こうした社会課題に対する「リアクション」は「デザイン」という言葉の多面性を教えてくれる。一方で、こうしたスペキュラティブ(考察的)なデザイン・アプローチには造形的な弱さも付きまとう。ここ数年盛り上がりをみせた素材重視の潮流もリサーチに終止する傾向にあったが、アウトプットの精度を軽視した「提案のための提案」が増えるようなら気がかりである。



ユトレヒト芸術大学

ルンド大学「SPEKTERUM」

■アイデアに適切な形を与えること
コンセプトとフォルムのバランスが非常によく保たれていたのが、スウェーデンのルンド大学(Lund University)であった。客員教授のステファン・ディーツとIDEOのレイフ・ハフの指導による照明作品21点を展示したが、いずれもシンプルな機構や造形が機能的に働くようにアイデアを練った秀作が揃っていた。他大学がコンセプチュアルな方向性に流れる中、同校の展示からデザインの原点は「アイデアに適切な形を与えること」にあると改めて教えられた。
学校を超えたキュレーションに新たない可能性を感じさせたのが、スイスの家電ベンチャー企業PUNKTのアーバン・モビリティ・プロジェクト「PUMP」。デザイン・アカデミー・アイントホーヘン(DAE)、ローザンヌ州立美術学校(ECAL)、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)の三校に電動アシスト自転車をそれぞれ提案してもらうという試みだが、アイコニックなフレームデザインで知られるオランダの自転車ブランド、ヴァンムーフのような造形を与えたDAE、坂の多い街を移動するためどんな自転車でも電動アシスト化できるキットを提案したECAL、シェアオフィス等の都市型の労働環境にフィットする機構を盛り込んだRCAと、コンセプトにもフォルムにも各都市の地勢がしっかりと反映される結果となっていた。



PUNKTによるプロジェクト「PUMP」

ECALが提案した電動アシスト化キット

デザイン・ウィーク全体に目を向ければ、初開催のヴェンチューラ・チェントラーレ(Ventura Centrale)はミラノ中央駅の高架下空間を会場に、マーティン・バースはじめ力の入ったインスタレーションで集客を伸ばした。アクセスの良い中心部のイベントだけに、来年以降の盛り上がりも期待される。
今年はあちこちの会場で「入場制限」がかかる場面が多く、長蛇の列が印象に残った年であった。なかでもnendoの個展は2時間待ちも当たり前という盛況ぶりだったし、COSやHERMESのようにここ数年デザイン・ウィークを牽引してきたファッションブランドによる展示も入場までに相当の時間を要したようである。これらに共通しているのは「インスタレーション化」された展示である。モノ単体でみせるのではなく、空間全体を使ったプレゼンテーションを用いて世界観とともにモノを示す時代なのだ。もっとも「行列」の原因はアトラクション的魅力にばかり求められるわけではなく、うがった見方をすれば、来場者が集中せざるをえないほどに見所が限られていたということかもしれない。実際、本会場での新作発表は量においてやや低調であったし、デザインスクールの展示もどことなく精彩を欠いていた。




ヴェンチューラ・チェントラーレ

nendo個展「invisible out outlines」

生き物のように、訪れるたび少しずつ表情を変えるミラノ・デザイン・ウィーク。今年デザインスクールの展示に表出したそこはかとない不安感はデザインの未来に少なからぬ影を落としているようにみえた。ヨーロッパの若手デザイナーや学生たちが不安定な時代の中でどのようなデザインを紡いでいこうとしているのか、これからも注視していきたい。(文責:久慈達也)

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Designers 14 デザインレポート01:ミラノサローネ2017 -世界のデザインスクール最新動向- 開催概要はこちら

2017年6月10日(土)

今年で4回目を数える、「KIITOマルシェ2017」を開催しました。KIITOマルシェは、ポートアイランドにある、病気とたたかう子どもと家族のための施設「チャイルド・ケモ・ハウス」を応援することを目的としています。連携イベントとして同日に「チャイルド・ケモ・ハウス チャリティーウォーク2017」も行われました。


会場の1000㎡を超える大空間には、ワークショップや飲食、物販など44ブース並び、大変にぎやかなマルシェとなりました。
会場デザインは、「ちびっこうべ2016」で建築家チームとしてご協力いただいた、中村×建築設計事務所さん、チラシやサインなどのグラフィックデザインには、同じくデザイナーチームのDESIGN HEROさんに手掛けていただきました。
入口には紙管と軽く透けた布(オーガンジー)を使ったタイトルゲートが作られ、各ブースの上には、同じく軽く透けた布(オーガンジー)の緑、赤、白が暖簾のように天井から垂れ下がり、各ブースの位置を伝えています。入口すぐには巨大な円形のレジャーシート敷かれた広場エリアがあり、こどもなどが靴を脱いで自由に遊べる空間です。小さな紙管の積み木がたくさん転がっており、重ねたり、転がしたりしながら遊ぶ様子が見られました。


ワークショップエリアには、好きな革を選んで作るブレスレットや部屋に飾れるプリザーブドフラワーづくり、1年後に手紙が届く未来郵便局などたくさんのブースがならび、終始にぎわっていました。水玉の衣装に赤い鼻、口からピーピー音がでるクラウンも現れました。

フードエリアには、珈琲などのドリンクのほか、ポテトフライ、カレー、水餃子、トッポギ、かき氷、ハートの形をしたパン…など、1日では食べきれない、魅力的なメニューがたくさん並んでいました。会場にある、大きな丸いベンチや土管型のベンチなどがたくさんあり、くつろいでいる様子も見られました。


あっという間に終了時間となり、今年のKIITOマルシェは終了しました。毎年続けることで、「チャイルド・ケモ・ハウス」を知っていただく機会をつくり、さらに支援の輪が広がることを願っています。
本イベントの売上の一部は、「チャイルド・ケモ・ハウス」へ寄付し、患児や施設のために使っていただきます。
ご来場いただきました皆様、そして、本イベントの趣旨をご理解いただき、ご協力いただきました出店者の皆様、本当にありがとうございました。


「KIITOマルシェ2017」開催概要はこちら

kobest

2016年に開催した「ちびっこうべ2016」のドキュメントブックを発行しました。
子どもの創造教育を目的にスタートした、ちびっこうべも3回目の開催となりました。本書では、ちびっこうべが今の形になるまでの経緯をディレクターが語る「まず初めに知ってほしいこと」や、ちびっこうべで大切にしている想いやプログラムのポイントなどを30のキーワードにまとめた「ちびっこうべの素」など、全60ページにわたり盛りだくさんの内容となっていますので、ぜひご覧ください。



 

【ちびっこうべ2016】
開催概要/特設ウェブサイト/PDF
冊子現物をご希望される方は、KIITO1階事務所までお気軽に問い合わせてください。

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年5月からスタートしている「KIITOアーティスト・イン・レジデンス2017 石塚まこ」についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年5月から取り組むKIITOアーティスト・イン・レジデンス2017 石塚まこについてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年7月からはじまる+クリエイティブゼミ vol.25 デザイン編 「観察のカガク—「みる」から「つくる」の日常化—」についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年6月からはじまる+クリエイティブゼミvol24 まちづくり編「まちづくり連続講座-都市の魅力アップ-」についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年7月からはじまるワークショップ「大人の洋裁教室2」についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

デザイン・クリエイティブセンター神戸が、2017年7月からはじまる展覧会・イベント「NO PROBLEM展」についてプレスリリースいたします。

プレスリリースはこちら(PDF)

この度、「デザイン都市・神戸」の創造と交流の拠点である「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」が、公益社団法人ロングライフビル推進協会が実施する「第26回BELCA賞」ベストリフォーム部門を受賞しました。

BELCA賞は、ビルのロングライフ化に寄与する建築物を表彰するもので、過去には神戸税関 本関や神戸商船三井ビル等も受賞しています。

今回の受賞は、歴史的建築物の保存・活用とコスト縮減を両立した改修、そして「デザイン都市・神戸」としての取り組みやKIITOの活用を高く評価されたものです。

プレスリリース資料は下記よりダウンロードください。
http://kiito.jp/wp-content/blogs.dir/2/files/2017/05/KIITOpress_170526_BELCA.pdf


KIITO外観
Photo/Shunsuke Ito

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